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「地方創生」政策は即刻やめた方がよい [少し政治的な話を。。。。]

みなさんには、「地方」「こども」「教育」「中小企業」という言葉には無批判に親和性を感じられ方も多いのではないかと思います。

「地方創生策と言うのは砂の上に水を撒くようなもの」という批判を何度か書きました。

今回の自民党総裁選の立候補予定者のお二人の言葉にも「地方重視」「地方創生」という言葉が踊っています。

ところで、「地方創生」策はうまく行っているのでしょうか?
都会在住の方でも「地方出身」「地方に縁故先がある」方は多いと思います。皆さんのお考えの「地方」は大丈夫でしょうか?「地方の衰退」に歯止めをかけるのはこういうやり方では難しくないでしょうか?


私は、ここ数年、日本各地を回りながら、「地方創生」という言葉の産みの親「石破さん」の地元:鳥取県に何度か足を運びました。


うまく行っていないのです。
と言うよりも「杜撰」と呼んでもいいくらいです。

「地方創生」の目的が奈辺にあるのかよくわかりませんが、

事業効果がアバウトな「移住者」へ野放図に税金が投入されている事例。
税金で購入した土地建物を企業誘致という名のもとにまるで宗教のような「移住者」に無償譲渡されている事例。
※「この地域は『自然が美しい』『子育てによい』」という美辞麗句を連発する移住者が「補助金」狙いの移住者を呼び込むような状況にも見えてしまいます。
●「必要でもない」あるいは「優先順位の低い」ようなことに税金が投入されている事例。
●「地域活性化」と言いながら「行政の管理不十分」で刑事訴追された者が出た事例。


等々を見ると、この「地方創生策」っていったい何なのだろう?と思ってしまいます。

「事業目的」「事業効果」もわからないようなことに「事業評価」「事業審査」もなく「自治体の首長の思い入れ」だけで税金投入が決まっていると言っても間違いではないようです。

おそらく「地方創生」などという言葉の遊びに包まれた税金のバラマキのようです。

そこには、
●イージーに何かをしたいという補助金を貪るかのような「移住者」
●自分が有名になることが目的ではないかと思えてしまう「首長」の言動
●消化不良の「地方議会」
●情緒的・文学的表現で深堀をしない「地元マスコミ」の報道ぶり
●自分のお金ではないのでという「住民」
の姿が見え隠れしています。


住民の皆さんも、地元マスコミの報道ぶりに「へー」と感嘆したものの「誰も豊かさを実感しない」という結末になっているようです。

この地域有数の進学高校の生徒に聞いてみました。

「県外の大学へ進学する」
「大学を卒業後は地元には戻らない」
と。。。

「地方創生」の真の目的は「その地に暮らす住民が豊かになっていく」ことではないでしょうか?


「移住者」も必要でしょう。
ただ「移住者だから」という特権者扱いはやめ、「補助金」ではなく「無利子貸付金」のような制度に変えるべきでしょう。

このままでは、投入した税金を回収するすべがありません。

「補助金」が立ち上がり資金に活用され、成果が出て「法人税、所得税、地方税などの税金で回収される」のなら文句は言いませんが、今のままでは税金のバラマキを越えて「税金を捨てる」行為に等しいと言えます。


一刻も早く次世代を担う(別のタイプの)政治家が生まれ出ることを祈念するばかりです。


(参考)
「地方創生の推進について」(平 成 2 7 年 1 月 9 日)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kyouginoba/h26/dai3/siryou3.pdf




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