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「銀行員」と呼ばれるには10年かかる [銀行(員)と付き合う法]

AIに一番取って代わられそうな職場、少し銀行に籍を置いたくらいで「元銀行員」という肩書、表立ってはかっこいい職場ではなさそうな仕事・・・・「銀行員」のことをどのくらいご存知でしょうか?


「銀行員」経験者だという国会議員の方とお話をしたことがあります。

「銀行ではどんな仕事をなさっていたのですか?」
と私が聞くと、
「法人企業からの預金集めだけやって辞めました」
と彼は答えてくれました。

私が銀行員だというのをご存知の上での会話でしたから、彼も正直に答えてくれました。
「銀行の仕事はよく知らない」とでも言いたげに。

はっきり言うと「銀行員」と名乗るには10年程度の経験は必要です。

AIでは置き換わらない「銀行員」の主な仕事は「企業の経営のパートナー」の役目(経営者の相談相手)ができることです。

そこには「融資」という業務が真ん中に座りますが、その「融資」判断には、「成長性」や「持続性」や「収益性」や「社会性」など企業経営の必要条件の審査があります

この審査は、決して「断るための審査」ではなく「応援するための審査」です。

ですから企業経営者の皆さんの銀行員に対する信頼感は相当のものがあります。
銀行との付き合いを理解できない(知らない)方から見ると「なんでそこまで銀行を大事にするの?」と思われてしまうほどです。

政治家の皆さんの中に「銀行」出身だという方がいらっしゃるのだとしたら、こういう銀行員のスタンスや経験を政治の現場や政策にぜひとも活かしてもらいたいものです。


ただ、最近は自爆する銀行・銀行員も増えたのは事実です。




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