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「贅沢消費」と「節約消費」 [感覚的消費論]


仕事を辞めたらさすがにお金を使うのがもったいなくなりました。

「車中泊」「一般道路(地道)」の旅もその一つです。

一人で旅する時は、「見栄をはる」ことも必要ありません。
「宿泊費」も「高速道路代」も浮きます。

食事もコンビニで買ったおにぎり二つで済ますことも増えました。
テレビなどで地方の美食のことを取り上げていますが、よほどのものでない限りわくわくしません。
通りすがりのお店で「はずれの食事」を食べる時の不愉快さと言ったらありません。
テレビなども「あのお店は美味しくない」などと言うことはまずありませんから。
お金を出せばそれなりに美味しいものもあるのでしょうが、一人旅なのでさほど「欲」もわきません。


何せ「時間はたっぷりある」ので、規則正しく「何時に」「どこへ着く」という必要もありません。
結果として、知らない土地土地の佇まいや暮らしぶりを覗き見ることもできます。
仕事をしていた時は行かなかったようなところを楽しむことができます。

旅先で周りを見渡すと「似たような行動」の方もいらっしゃるようです。

何が楽しいの?
その議論を始めたら「お互い様」状態になってしまいます。


ところで「消費税率引き上げ」話でよく話題になる「消費に影響する」という話がありますが、本当にそうでしょうか?

かつてと違い多くの方々の消費行動はそもそも変化しているような気がします。

飽食・贅沢を経験した年長者は年齢とともに「さほど贅沢をしなくても済む」ようになりました。
もっと言えば「すでに所得が大きく減少しており贅沢ができない」という実情もあります。

おそらく豊かな時代に生まれた若者は「贅沢しなくても別に不満はない」「(車が典型的ですが)便利さに興奮しない」「将来への生活不安が絶えずある」ということもいえると思います。

特に買い物の現場に若者の姿がずいぶん減ったような気がします。


現代社会は「所得が増えない時代」になりましたが、
光熱費や電話代のような「必需的消費」には限界もあります。
「少し贅沢だな」と思われる「任意的消費」で節約するしかありません。



私の場合に限って言えば、日常的には「消費は節約」時々「贅沢」ということです。


消費が伸びるとか伸びないという話をするのもいいのですが国民の暮らしぶりの実情を踏まえたうえで「消費論」を議論してほしいような気がします。


そんなに「消費が冷え込む」ほど影響があるのなら、「消費税の引き上げをしない」「消費税の引き下げをする」という議論があってもいいはずです。


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