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「学園祭」に行く~「大学は意外と『横社会』」かも [一人合点の「いい加減な話」]

気がつけば「学園祭」の季節になっていました。
昨日は、たまたまある大学の近くまで行ったら「大学祭」の案内があったので立ち寄ってみることに。
セキュリティチェックなく校舎内に立ち入ることができるいい機会かもしれません。
母校でもないので初めて入るキャンパスです。


どこの学園祭にもあるような「模擬店」の光景が受付から続きます。
特に買い求めるようなものもありません。
学内にあったコンビニの看板に思わず誘われてしまいそうになりました。

モノ売りの店員さんと少しやり取りをするとあまりにも商品知識がありません。
「買ってください」的な声が聞こえてきます。
店員の学生さんに学年を聞くと3年生が多いようでした。


ネット全盛で情報も溢れているご時世ですから、もう少しビジュアルとか映像があってもいいような気がします。
今の若者は「スマホで自分が見る」ことが多くて「人に見せる」という習慣がないのかもしれません。


校舎の中では、意外にも「〇〇研究室」という展示室もありました。
私自身が関心の高いことの研究室だったので楽しみにして入ってみました。
どうやらスタンプラリーのようなことをやっているようで「受付」で案内冊子にスタンプを押してもらいました。
お母さんに連れられた坊やはずいぶんたくさんのスタンプを押してもらっていました。


展示を見ると、なんとなくレベルの低さが伝わってきます。
今はネットでも調べることができることが増えましたので、かなり高い質感が求められるはずです。

●使ってある「言葉」の定義がどうも的を得ていないというか実状に比べると座りが悪い感じがします。

●コーナーごとに担当が分かれているようでしたが「質問に答えられる」人がいません。
私だけでなく「戦中生まれ」というおじさんの質問にも誰も答えられません。

●「ところで皆さんの展示のゴールは何ですか?」と学生さんに聞いてみても「ゴールって何ですか?」と聞き返されてしまいました。
「この展示で何を言いたいのかということですよ」と聞き直すと「僕たちがやっている勉強を皆さんに見てもらうのが目的」だと。

●なんだかんだと話していると「教授」先生がやってこられて「あの言葉は国際的に使っている」と説明を受けました。
「う~ん」と言いたくなりました。
日本語の訳がどうも違うような。。。。。
現場ではそういういい方はしないはずです。

※後で調べたらその先生はそれなりの研究者の方でようでしたが、学生の展示と先生の研究の距離がどうも埋まっていないようです。


先ほどの「模擬店」といいこの「展示」といいふと思ったのは「大学は『横社会』なのではないのか?」ということです。

自由な発想で研究・議論なさるには上下関係のない仕組みがいいのでしょうが、今までの体験とか反省を織り込んだ運営とか「基本」の徹底に乏しいところがあるようです。

「理論」「理屈」も甘く「現場」「実学」との距離を感じてしまいます。


おそらく来年も新しい人材が「一から」やられるのではないでしょうか?
今の主役3年生は「就活」と「論文」でそういう余裕はないとか。

自分が学生の頃は考えてみたこともないことですが「いつか来た道」だったのかどうか。。。。

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