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「外国人労働者の受入れ」と「労働力不足」と「働き方」 [みんなうすうす気づいている]


週末の家電量販店の店頭にはいつものように「携帯電話のアンケート」をする人が待っていました。
男性が二人、女性が一人のチームです。
くじ」と「アンケート」の組合せです。

私は「もの好き」なのと「ティッシュが欲しい」ので時々話を聞いてあげることにしています。
いろいろ話していると「自分はこのキャリア(電話会社)の携帯ではない」「自分でもつまらない仕事をしている」「自分は国立大学を卒業した」などと話をしてくれました。
そして「自分らは『死ぬまで働け』の時代になる」とまでやるせなさを話してくれました。

私が話している間も、その場を離れて遠くから見ている間も「私以外にくじを引く」人はいません。
そのうち女性の方が通りかかるお客さんにティッシュを渡し始めました。
どうせ渡すものですから「とりあえず渡す方が先」ということでしょう。

携帯電話の普及も一巡した感があるので、他社のお客さんを横取りすることが一番の売り上げ増なのでしょう。「他社から乗り換えると今なら機種代金は実質無料です」販売です。

大変失礼な言い方ですが「こんなお仕事が必要なの」でしょうか?
お気づきの方も多いと思いますが、街角にあった携帯電話ショップの数もずいぶん減りました

「労働力不足」と世の中では言われていますが、こういうお仕事の人たちがリバランスなさったらいわゆる「労働力不足」も理屈的にはもう少し緩和されるはずです。


ところで「人手不足」緩和のためなのか「外国人労働者」の受入れ拡大(入管法改正案)が今国会で議論されているようです。

それには「業種指定」があって、
①介護
②ビルクリーニング
③素形材産業
④産業機械製造
⑤電気・電子情報関連産業
⑥建設
⑦造船・舶用工業
⑧自動車整備
⑨航空
⑩宿泊
⑪農業
⑫漁業
⑬飲食料品製造
⑭外食
だそうです。

・ネクタイをしない(スーツを着ない)
・交代勤務がある
・事務所ではないところでのお仕事
・どちらかと言えば「力仕事」

と言った特徴が垣間見えるようです。

あんたならその仕事やりますか?」と聞かれたらどう答えましょう。
というか私ならできそうな仕事もあります。

「仕事もないのに移住」というケースも世の中にはあります。
「転職」を繰り返す方もあります。
「AI」や「ロボット」も開発されつつあります。
「女性の活用」も広がってきています。
「高齢者」と言われる「退職後」の方も増えています。

人が足りないから「外国人労働者」と言う前にもっと議論してもいいことがあるのではないでしょうか?

そういえば、携帯電話のティッシュを配っていた彼は大卒の方でした。



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