「補助金」の切れ目が「地方創生」の切れ目 [みんなうすうす気づいている]
「金の切れ目が縁の切れ目」
という言葉があります。
意味はおわかりだと思います。
地方に行くと「この地域ではこんなことをやっていて元気がある」みたいな話をマスコミが先頭を切って報じていることがよくあります。
再びその地を訪ねると、「あれはどうなった?」的な地域もあります。
つまり、補助金で立ち上げた時は勢いがあるものの、補助金が一巡してしまえば「勢いも冷め」てしまうようです。
「地方創生」とか「地方を元気に」ということも話題になった自民党総裁選挙ですがもうそういう話も聞かれなくなってしまいました。
移住者がやってきて賑わっていたところも、「暮らしていけない」といってそういう移住者の方も出て行ったという話も聞こえてきます。
今、日本の田舎でやらなければいけないのは、もう少し丁寧な地域おこしです。
マスコミによる先走った盛り上がりが虚しく思えてしまいます。
「ローマは一日にして成らず」
とはよく言ったものです。
地域おこしで食品を作っているグループの皆さんがこんな話をしてくれました。
「今年は評判がよく100万円くらいの売上だった。」と。
働いている人は副業的に、ご高齢の方はお手伝いに、道具や材料は持ちよりも。。。。
「今後は200万円の売上を目的に頑張られたらどうですか」と話すと、「今の人員では無理だ」とも。
「売上増のためには人員増が必要」
というのでは面白味も減ってしまうはずです。
「ふるさと納税」の返礼品にするなどとてもとてもの状況です。
マーケットもよくわからず、「作った自分たちがお金を出して買う」ということも多いようです。
地域おこしにも「経営」という発想が必要なのではないでしょうか。。。。
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