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「地方議会議員」の立候補者を増やすには。。。 [少し政治的な話を。。。。]

今年はいわゆる「統一地方選挙」の年。

ところで「地方議会議員選挙への立候補者が少ない」(いわゆる「なり手がない」)問題はどうなったのでしょう。

待遇が悪いので「厚生年金加入」等の改善策を取りたいというような話もあったような。。。。


本当に地方議会議員の待遇は悪いのでしょうか?
素人から見れば「毎日議会があるわけじゃないし、催しや行事に出たりしてにこにこしている人も多いし、兼業の人も多い」という見立てもあります。


催しや行事に行けばそれなりに出費があるのかもしれませんが、公職選挙法もあることですし、ほどほどに取り組めばいいはずです。



私が見るに、「地方議会議員」への立候補者が少ない理由は、「選挙運動がめんどくさい」「しかも落ちたらばかばかしい」という点にあるのではないかと思います。

たとえば、

1.選挙選挙と言いながら「期日前投票が増えて来た昨今」では「選挙期間中だけの運動では足りません」。


2.町内会や集落の行事や催しに顔を出していわゆる「顔売り」をしなければいけません。

3.実際の選挙にはかなりお金がかかります。
●選挙事務所
●選挙ポスター
●ウグイス嬢
●選挙カー一式
等々だけでも些少な費用ではありません。
落選でもしようものなら元は取れません。


4.「政治家になりたい」という思いだけで立候補できるものでもありません。
「推してくれる支援者」があればこそです。


どんなに崇高な目的意識があっても今の選挙制度では、たとえ地方議会選挙と言えども、

政党に属していたほうがいい
立候補する前から知名度が必要
選挙費用はかなり掛かる
結局人気投票
落選者を支援した人に迷惑が掛かることがある
今の仕事を辞めてまで議員選挙に立候補する度胸はない

ということであれば、立候補できるハードルがとても高くなってしまう現実があります。

※地方では、落選者を支援した商売人とは付き合わないような風土があるところがあります。
土木建設業者さんには仕事が行かなくなったり、商店や食堂などにも客足を止められることがあります。


いっそのこと「選挙運動」そのものの見直しをしたらいかがでしょう。

●街頭演説はしない
●選挙ポスターは作らない
●地域行事や催しに参加したことを評価の対象にしない

政策・意見や名前の周知は「選挙管理員会」が統一的に一覧にして周知する
現在の仕事を辞めなくても立候補できる(不利益とならない)

くらいのことをやってみれば少しは立候補者も増えるかもしれません。


「なぜ立候補者が少ないのか?」の議論があまりにも少ないように思います。

「政治家が悪い」という話をよく聞きますが「いい人は立候補できないのが今の政治の状況かもしれません。



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