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最近の災害は「想定外」なのか?「想定しなかった」のか? [どう受け止めたらいいのか]

今日は「成人の日」。
1月15日を「成人の日」と当たり前のように過ごしてきた者にとっては少し物足りないような。。。。


昨日(1月13日)のニュースでは各地で行われた「成人式」のニュースが取り上げられていました。
中には、
●東日本大震災
●愛媛(大洲)、広島(坂町)、岡山(真備町)など昨年の7月豪雨
●北海道(厚真町)の地震
などの大災害からの復興に挑む若者の姿もありました。

それはそれでいいのですが、こういう被災者の皆さんの今一つすっきりしないものがあります。

こういう大災害は「想定外」だったのか?「想定しなかった」のか?ということです。


過日、ある災害地の工事説明の場に同席する機会がありました。
そこで思ったのは、

権利義務の当事者は誰なのだろう?

「国」なのか「都道府県」なのか「市町村」なのか?

説明を受けているのは土地建物の被害があった当事者だけですが、集落や地域の代表者は聞く必要なないのか?

※堤防が決壊するほどの大災害の時にはその影響はこういう当事者だけでは済まないはずです。避難のリード役は市町村のはずです。そういう立場立場の関係が工事の内容に織り込まれているのかと不思議な気持ちになってしまいそうです。

この工事は土木工学的に正しいのか?
私が立ち会ったのは、濁流が「砂防えん堤」周辺の堤防を越えたり、「砂防えん堤」の底が掘れてブロック積みの堤防が倒壊してしまった現場です。
堤防をかさ上げするとともに川幅を拡げるそうです。
でも、その下流の川幅は従来のままです。上流が広がり下流が狭いままでいいのか?という疑問も残ります。


大きな災害が起きると「想定外」という言葉がよく使われますが、復旧工事の際には次の災害の想定をしているのだろうか?
ふと思った次第です。


大災害からの復興に立ち上がろうとする姿は確かに素晴らしいのですが、次の「想定外」を起こさないことも大切なはずです。


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