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「物価が上がれば買わない」だけ [みんなうすうす気づいている]


仕事をやめると働いていた時以上に景気と言うか経済の状況を肌で感じることがあります。

平たく言うと

高ければ買わない
~収入増の期待がない以上「なんとななるさ」に任せることはできません。「我慢」と「使いまわし」という言葉が座右の銘になってきます。

収入は減っても支出はなかなか減らない
~家にいる時間が増えれば光熱費は増えます。出かける時間が増えればガソリン代・電車代などの交通費や外食代が増えてしまいます。


ずいぶん前から不思議に思っていたのは「物価上昇を喜ぶ」人たちがいるということです。
原油価格の上昇と言う他律的な物価上昇を評価しても仕方がないような気がします。

「高齢者人口の高止まりの中の人口減」や「国際競争力の衰えが見えるモノづくり」などを考えると「物価上昇」を喜ぶのもなんだかなぁ!です。


昨日(19.01.23)の経済ニュースの一つに

原油価格下落で物価上昇率引き下げ 黒田総裁「一時的」と強調 日銀決定会合

と言うのがありました。
マスコミの人を含めてどのくらいの方ができているのでしょうか?

※出典:THE SANKEI NEWS
https://www.sankei.com/economy/news/190123/ecn1901230017-n1.html

経済政策の評価としては玉虫色が必要なのかもしれませんが、社会政策上の「暮らしの評価」という意味では「本気ですか?」と聞いてみたい気もします。


日銀の定例レポートである「経済・物価情勢の展望(2019年1月) 」を読み始めると頭の中が混乱してしまいます。
http://www.boj.or.jp/mopo/outlook/gor1901a.pdf

それってどういう意味ですか?」という部分も見受けられます。

●きわめて緩和的な金融環境や政府支出による下支えなどを背景に、企業・家計の両部門において所得から支出への前向きの循環メカニズムが持続するもとで、増加基調をたどると考えられる。

~低金利と財政出動(=税金または国債)に支えられた景気ということでしょうか?
自律的な景気拡大が望めないということですか?

●企業の慎重な賃金・価格設定スタンスや家計の値上げに対する慎重な見方が、明確に転換するには至っていないことがある。

~「(公務員を除き)給料は上がりにくいし、物価も上げにくい」ということにほかならないということですか?

●非製造業を中心とした生産性向上余地の大きさや、近年の技術進歩、女性や高齢者の弾力的な労働供給などは、経済が拡大する中にあっても、企業が値上げに慎重なスタンスを維持することを可能にしている。

~企業は何かと工夫しているので物価は上がらないということですね。特に「弾力的な労働供給」というのは非正規さまさまということですね。

●足もとでは、昨秋以降の原油価格下落を受けて、エネルギー価格が消費者物価の前年比を押し上げる効果が縮小している。

~いいことではないですか?
原油価格の上昇が物価上昇に貢献するとしたら「スタフグレーション」(景気後退下の物価上昇)ということのような気がします。

●賃金上昇率の高まりなどを受けて家計の値上げ許容度が高まり、企業の価格設定スタンスも積極化していけば、実際に価格引き上げの動きが拡がっていくと考えられる。

~それはバリバリ働いていらっしゃるエリートの論理ではないでしょうか。。。

等々、一つ一つの文章を読めば「それってどういうこと?」が満載かもしれません。



先日久しぶりにアウトレットに行きました。
「〇〇%引き」が当たり前のような表示をみても食指が伸びません。
結局何も買わずに「目の肥やし」と「ウォーキング」を楽しみました。



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