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まごころの伝わらない「すみません」 [みんなうすうす気づいている]


はじめてアメリカに行った時に驚いたのは、電車の中やエレベーターの中で「excuse me」と声をかけて私のそばを通り過ぎる方が非常に多いということでした。
あるいは、早朝のホテルの廊下やエレベーターでは「good morning」とご挨拶を受けることも多々ありました。

その時は「なんてフレンドリーなんだ」と思ったものでした。

単に習慣によるものなのか?
「銃社会」アメリカならではの「私は怪しいものではありません」という表明だったのか?
今ひとつわかりません。


それはさておき、先日、とある大手ネームのお店で買い物をした際、レジのおねーさん(見るからに大学生のアルバイトの方)に質問をした時のことです。

そのレジのおねーさんは「すみません」としか答えてくれました。

「わかりません」とお答えいただくのならまだしも「すみません」と言われてもどうしていいのかよくわかりません。



このお店をよく見ると、

レジのほとんどは明らかに(レジだけのための)アルバイトの方
売り場にはプロパー(社員)の方

というように色分けされているようでした。


なかなか賢いやり方です。
まるで、
●広い売り場では「細かな質問をなさる方」もきっと多いのでしょうからプロの方を
●レジでの袋詰めと代金の支払いは「なれ」の部分も多いことからアルバイトの方を
配置なさっているようでした。

ですから、レジで質問をしても「すみません」とだけ答えなさいとでも指示されているような様子でした。


バイトテロ」などと最近のマスコミでは仰々しく報じられていますが、
●多くの事例は「テロ」などという深刻・計画的なものではない。
●そもそもバイトさんにどんなことが期待されているのか?
●バイトさんには期待されている役割が伝えられているのか?
●バイトさんにはコンプライアンス意識は植え付けられているのか?
等々と考えてしまいます。

常識の基準が大きく変わった現在では、バイトさんの働き方には一挙手一投足まで配慮しなければいけない時代なのかもしれません。

「任せる」という言葉の重みを理解できる人と理解できない人の差が大きくなってきているようです。



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