「人手不足」の実情と将来は? [どう受け止めたらいいのか]
「人手不足」という言葉を見聞きしない日はない毎日です。
ただ少し不思議な気がします。
●景気がいいという実感はない
●団塊の世代(1947年~49年生)及びその周辺人口の第一線からの卒業
●少子化
●若者の離職・転職増
といった事情はわからないでもありませんが、どうも実情がよくわかりません。
なんだか「急に」こんな世の中になったという気もします。
こんな話があります。
●大型商業施設が全館休業を行った
(例)新宿高島屋(2月20日)、ららぽーと横浜(2月21日)
私が見た限りでは「設備点検」というようなことがかいてありましたが、昔は月曜日は三越、水曜日は大丸といった具合に週に一度は休業日があったはずです。
いつの間にか通年営業が行われています。
●コンビニの24時間営業が当たり前になった
高速道路のサービスエリアなどのお店は別としても住宅地のコンビニは24時間営業の必要性も薄いはずです。
●近所のガソリンスタンドが休業していた
廃業かと近所の人に聞いたら毎週水曜日は休みだとか。
●駅前商店街の携帯電話の代理店が閉店していた
私が知る限りでは、客の数よりも店員さんのほうが多い店でした。「人手不足とは無縁」のはずです。
●地方に行くと「移住者」という若い人が意外に目立つ
彼らには「自然に魅せられて」「子育てによい」「サーフィンが好きで」などと言う事情も多く「仕事ぶり」が見えないケースもあるようです。
「観光」「地域おこし」「地方創生」的なお仕事をなさっているケースも多いようですが、地元の人には「もう少し歴史伝統的な仕事をしてほしい」という本音が見え隠れします。
●倒産が少ない
廃業の状況がよくわからないので正確ではないところもありますが、「倒産」がないということは雇用の場は減らないということに繋がります。
●お役所に行くと現場をやらない「雛段の机」もかなり多くかつ総じて人が多い様子が伝わってくる
そこに
・「民」でできることをやりたがる
・仕事のスピードをチェックする基準がない
ということが合わさっています。
24時間、365日営業する事業所が増え、倒産もないということになれば、人口要因と相まって人手不足は深刻になってくる事情も分かる気がします。
こんな状況はいつまで続くのでしょうか?
だから「外国人労働者が必要なんだ」と言われても仕事の仕方の改善を伴わない限り限界があります。
建設現場で働いていた
●職人さん(50歳くらい)がおっしゃるには、
「そもそもこういう職場に来ようとする若者がいなくなった」
●警備のおじさん(70歳くらい)がおっしゃるには
「若い人は『夏は暑くて我慢できない、冬は寒くて我慢できない』と言って仕事が続かない。こういう人たちはいつどんな場所で働くのだろう?」
と。
あまりマスコミでは報道されないことですが、少し大きな職場に行くと「職場不適合」「職場うつ」のような方がずいぶん多いこともあります。
社会病理と言ってしまえばそれまでですがこういうことも不思議です。
今は、女性の社会進出も進みかつてよりは労働力人口も増えているはずです。
最近は「出店過多」とか「サービス業傾斜」とか「ワークシェアリング」ということについて議論されなくなったような気がします。
総論的に「人手不足」と言っていては10年後20年後にはどうなることでしょう。
●パソコンやスマホが使えず、また「ネット」のことを体で理解できない人は不便で手がかかる時代になってしまうはずです。
●定型的な仕事はAIがやるようになると「得意分野がない」「手に職がない」人は希望する仕事に就けなくなってしまう時代になるかもしれません。
●人生80年が当たり前になると、「健康状態がよくない」「それなりの財がない」と生活しずらい世の中になってしまう可能性が今より大きくなるかもしれません。
ただ少し不思議な気がします。
●景気がいいという実感はない
●団塊の世代(1947年~49年生)及びその周辺人口の第一線からの卒業
●少子化
●若者の離職・転職増
といった事情はわからないでもありませんが、どうも実情がよくわかりません。
なんだか「急に」こんな世の中になったという気もします。
こんな話があります。
●大型商業施設が全館休業を行った
(例)新宿高島屋(2月20日)、ららぽーと横浜(2月21日)
私が見た限りでは「設備点検」というようなことがかいてありましたが、昔は月曜日は三越、水曜日は大丸といった具合に週に一度は休業日があったはずです。
いつの間にか通年営業が行われています。
●コンビニの24時間営業が当たり前になった
高速道路のサービスエリアなどのお店は別としても住宅地のコンビニは24時間営業の必要性も薄いはずです。
●近所のガソリンスタンドが休業していた
廃業かと近所の人に聞いたら毎週水曜日は休みだとか。
●駅前商店街の携帯電話の代理店が閉店していた
私が知る限りでは、客の数よりも店員さんのほうが多い店でした。「人手不足とは無縁」のはずです。
●地方に行くと「移住者」という若い人が意外に目立つ
彼らには「自然に魅せられて」「子育てによい」「サーフィンが好きで」などと言う事情も多く「仕事ぶり」が見えないケースもあるようです。
「観光」「地域おこし」「地方創生」的なお仕事をなさっているケースも多いようですが、地元の人には「もう少し歴史伝統的な仕事をしてほしい」という本音が見え隠れします。
●倒産が少ない
廃業の状況がよくわからないので正確ではないところもありますが、「倒産」がないということは雇用の場は減らないということに繋がります。
●お役所に行くと現場をやらない「雛段の机」もかなり多くかつ総じて人が多い様子が伝わってくる
そこに
・「民」でできることをやりたがる
・仕事のスピードをチェックする基準がない
ということが合わさっています。
24時間、365日営業する事業所が増え、倒産もないということになれば、人口要因と相まって人手不足は深刻になってくる事情も分かる気がします。
こんな状況はいつまで続くのでしょうか?
だから「外国人労働者が必要なんだ」と言われても仕事の仕方の改善を伴わない限り限界があります。
建設現場で働いていた
●職人さん(50歳くらい)がおっしゃるには、
「そもそもこういう職場に来ようとする若者がいなくなった」
●警備のおじさん(70歳くらい)がおっしゃるには
「若い人は『夏は暑くて我慢できない、冬は寒くて我慢できない』と言って仕事が続かない。こういう人たちはいつどんな場所で働くのだろう?」
と。
あまりマスコミでは報道されないことですが、少し大きな職場に行くと「職場不適合」「職場うつ」のような方がずいぶん多いこともあります。
社会病理と言ってしまえばそれまでですがこういうことも不思議です。
今は、女性の社会進出も進みかつてよりは労働力人口も増えているはずです。
最近は「出店過多」とか「サービス業傾斜」とか「ワークシェアリング」ということについて議論されなくなったような気がします。
総論的に「人手不足」と言っていては10年後20年後にはどうなることでしょう。
●パソコンやスマホが使えず、また「ネット」のことを体で理解できない人は不便で手がかかる時代になってしまうはずです。
●定型的な仕事はAIがやるようになると「得意分野がない」「手に職がない」人は希望する仕事に就けなくなってしまう時代になるかもしれません。
●人生80年が当たり前になると、「健康状態がよくない」「それなりの財がない」と生活しずらい世の中になってしまう可能性が今より大きくなるかもしれません。
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