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「都会」も「地方」もそんなに変わらない [どう受け止めたらいいのか]


何かと東京のような「都会」と田舎と呼ばれる「地方」が対比的に描かれる今の世の中ですが、

旅するにはいいけど「住む」のはちょっとね。

たぶん、都会の方がよく使う言葉です。


憧れはあるけどあの「混雑」が嫌だね。とても「住むところじゃない」。

たぶん、地方の方がお使いになるであろう言葉です。


実のところどのくらい違うのでしょう?

●人口が多いか少ないか
●公共交通が便利か不便か
●緑が多いか少ないか
●若い人が多いか少ないか
●ファッショナブルかどうか
●仕事があるかないか
●大学があるかないか
●ビルが多いかどうか

等々、なんとなく対比的に考えることもできるのでしょうが、
仕事の関係で地方住まいをしたり、今のように日本全国を旅していると、
その差はあまり大きくはないような気がします。


日本全国、
●少子高齢化
●長寿化
●非正規雇用
等は共通です。

・仕事については、選ばなければ「仕事がない」ということもないようです。
地方では学歴などを満たす仕事のマッチングは少し悪いかもしれません。
・緑などの自然についてもどう受け止めるかの違いにすぎません。
東京でも少し行くと森や渓谷はあります。
・家賃は明らかに都会特に東京は高いようですが、収入比で見ればやむを得ないところもあります。総じて物価は都会のほうが安かったりします。


最近の日本は、「地方はたいへんだ」「地方は魅力的」というようなことが強調され過ぎているきらいがあります。

特に「地方創生」策のような政治家の謳い文句ほどには評価されない政策も跋扈しています。

地方に行くと危ないなというのは、

●民主的かどうか
●公平かどうか
●公正かどうか
という尺度で測ってみると「これはいかがなものか」ということが多いような気もします。

地方のことを取り上げるマスコミが「情緒的」あるいは「文学的」な形容詞たっぷりに地方のことを伝えてしまうことに「地方の不幸」があるようです。

本来なら「病院」とか「大学」とか生活インフラの強化や課題などをもう少し丁寧に取り上げて、「地方のほうが住みやすくする」ということを丁寧に伝えることが必要だと思います。

あまりにも「地方はいいところ」然とした伝え方が多いと、マスコミと行政トップばかりに光が当たり地域で暮らす住民の暮らしの向上が置き去りになっていることが多いような気がします。

特に「観光」という形容詞の下、知事や出身タレントが先頭に出てくるところはそういう傾向が強いようです。

補助金まみれで住民の暮らしが向上していない」ところはきっと置き去りにされてしまうでしょう。


春は移動の季節です。
先入観は捨てたほうが楽しくなるはずです。



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