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「就職氷河期」ってなんだ [どう受け止めたらいいのか]


最近の社会構造上の現象を表す言葉で気になるものがあります。

就職氷河期
中年のひきこもり

というものです。
川崎の殺傷事件でにわかにクロースアップされた感がありますが、2019年4月11日のニュースには、
ひきこもり多い氷河期世代・・・「生活保護入り」阻止へ早期対応
(2019.04.11 産経ニュース)
https://www.sankei.com/economy/news/190411/ecn1904110004-n2.html
とあります。
川崎の事件が起きる前から「社会病理」として指摘されていたようです。

「バブル崩壊後の景気悪化で新卒時に希望の職に就けないままフリーターや無職となった若者たちは既に30代半ばから40代半ばに達し、自宅にひきこもるケースも少なくない」

「就職氷河期世代を正規就労に結びつけ、高齢期の生活保護入りを阻止したい考え」


いつの間にこういう人たちが生まれてしまったのでしょう。
だれが名付けたのか「就職氷河期」。
特にバブル崩壊後の日本経済低迷期に「フリーターや派遣労働といった社会保険の無い非正規雇用になる者が増加」した時期の若者たち世代がそのまま年寄って行ってしまったことのようです。

どの年代がその時期なのか今一つはっきりしませんが、バブル崩壊後の就職難の時期に高校や大学を卒業した世代が典型的なようです。

不思議なのは、

●「北海道炭鉱汽船」という企業が隆盛を極めていた頃、そのころ生まれた無名の「東京通信工業」に就職した人たちのその後という話もあります。

●かつてのアメリカでは、不景気の時は日本企業に就職して様子を見て、景気がよくなったらアメリカ企業に転職する

と言った「人生の知恵」あるいは「空気を読む」という生き方を選んだ人たちもかなりいたのに、なぜ「就職氷河期」世代が後を引いてしまったのかということです。


「就職氷河期」という言葉は「流行語大賞」の審査員特選造語賞をお取りになったそうです。

言葉の遊びのままで終わってしまわないように、彼らがなぜいつまでも「尾を引いてしまったのか?」をもう少し丁寧に紐解き、就職プログラムあるいは支援プロラムを作る必要がありそうです。

ほんとうは「就職氷河期世代」だけではなく、「親が豊かな時代」に育った若者たち全般に言えるのかもしれません。

彼らこそ「地方移住」をして、空気の違うところで若い活力を養い活かすという道もあるのではないでしょうか?

無責任な発言かもしれませんが、「甘やかしている」ようにみえる対応策はやめていただきたいような気がします。


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