「お葬式」のこと [どう受け止めたらいいのか]
仕事柄、私はたくさんのお葬式に参列しましたが、仕事から離れた今はプライベートのものばかりです。
今年は、4月、7月と二つのお葬式に参列しました。
一つは従姉のもので、家族葬。
家族と近しい親戚だけが集まってのものでした。
他人様に気を遣うこともなくゆっくりと見送ることができました。
近所の方も個人の友人も一切お呼びしないものでした。
数年前に主人に先立たれ、「これから気ままに暮らせば」と言った矢先の突然の訃報でした。
若くしての葬儀でもあり、こどもたちもまだ若いため「おつきあいの負担」を減らすためにもよかったかなと思いました。
故人とは、生前、「私たちの葬儀は身内だけでコンパクトにやろう」と話していたのですが、彼女の子どもたちにもちゃんと話が伝わっていました。「母がそう言っていたので。。。。」と長男も挨拶していました。
もう一つは、ご商売をなさり政治的な行動の好きな方の母君の葬儀。
私は故人と親しかった(子供の時から世話になっていた)ので参列することに。
業者さんなどの供花が並び政治家やそういうお役職のお歴々が参列です。
まぁ、故人のお葬式というよりは喪主の方のパーティーのようなものです。
そういえば故人ゆかりの方がとても少なかったような気がします。
喪主のご挨拶も病状のようなものが中心でしたが、どちらかと言うと効かなくてもよいお話でした。
まぁ、いろいろなやり方もあるのでしょう。
「やっぱり家族葬がいいですね」
と知り合いの葬儀屋さんに話すと、「商売の邪魔しないで」と笑いながらもご不満そうでした。
時代は明らかに変わってきています。
時代時代の合理的な選択が確実になされているようです。
私の葬儀は「家族だけでいい」と申し伝えています。
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