困っている「地方」は少ない [どう受け止めたらいいのか]
「だれも困っていない」
私が旅していて思うことの一つです。
1年をかけて山口県から青森県まで日本海側の一般道に沿って旅してきました。
そしてその間には、四国各県及ぶ本州のほぼ全部の都府県を車で回りました。
今思うと「奈良県だけ行ってないかも」状態です。
そういう旅の中で思ったのは、「誰も困っていない」ということです。
もし違うとしたら、
●我慢している
●他所と比べていない
●クォリティ(質感)の差
ということかもしれません。
多くの高齢者が自分の生末に心配されながらも、「豊かになった」「便利になった」「2000万円不足と言われてもなるようにするしかない」というお話をよくなさいます。
政治家あるいはマスコミは「地方はたいへん」「国民は困っている」とよくおっしゃいますが、具体的にはどんなことに課題があるのでしょうか?
「地方創生」なる政策は完全に空回りで、
●行政トップや公務員さんが囃し立てているところが多い
●非正規の温床
●負の遺産づくりになっている
ということが見てとれてしまいます。
地方の人口減少あるいは過疎化は、「クオリティ」の低さによるところも多いようです。
●学歴や才能が活かせる
●所得が極大化する
●生活の便利さが向上する
●知的好奇心を満足させる
と言った程度の問題であったりすることが多いような気がします。
ただ、多くの高齢者は、都会に出た子女については「戻ってこなくていいから」という割り切りもあるようです。
そういう状況にどう応えるのか?
それが政治テーマの一つのはずですが、「税金のバラマキ」に終わっている例が多々見受けられます。
たとえば、
●所得を向上させること
●病院を充実させること
●大学のレベルアップを図ること
●元気で長生きできること
など具体的なことが見えてきません。
「地方は住みやすい」とか「都会は暮らしにくい」などと言うのは幻想にすぎません。
なぜなら「住めば都」なのですから。
コメント 0