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「吉本芸人」のこと [どう受け止めたらいいのか]


近頃話題の「吉本芸人」問題。

闇営業問題に端を発したこの問題も吉本興業の組織論に話が変わりつつあるようです。

少し整理してみましょう。

1.闇営業問題は、実は「反社会的勢力の広告塔」問題だった

国を挙げて対策を講じている「反社会的勢力」との交際が浮かび上がったことでした。

渦中の芸人の記者会見あたりから同情論が出始めていますが、ここが出発点であり、ここの問題をあいまいにしてはいけません。


2.「吉本興業」所属という実態が明らかになった

「解雇」とか「引退」とか「マネージメント契約の解消」とか言葉が躍りました。

そうこうするうちに、どうやら「吉本」と「芸人」さんの間には雇用契約はないようだということがわかってきました。

雇用契約があるのなら、懲戒処分としての「解雇」という言葉もなじむのですが、「マネージメント契約の解約」という言葉からすると、「芸人」さんは個人事業主であり吉本はマネジメントの委託を受けていたということになりそうです。


想像の域を出ませんが、

●健康保険や雇用保険や年金などの社会保険はどうなっているのか詳しい説明はありませんが、「芸人」さんと言われる人たちは、おそらく「国民健康保険」や「国民年金」の加入者であるはずです。

●「闇営業」というものの、少ない所得を補うために「アルバイト」をせざるを得ない現実がある芸人さんもいらっしゃるのかもしれません。

この「アルバイト」が運悪く「反社会的勢力の広告塔」となってしまったようです。
ただ、
・胡散臭い芸人がいたのも事実
・事情を知っていた芸人がいたのも事実
・そういう難しいことはよく理解できていない芸人がいたのも事実
でしょう。


3.いわゆる「芸人」の「涙の記者会見」は信用できない

「涙の記者会見」に情を絆された方もいらっしゃるようですが、彼らはプロの「芸人」です。
涙ながらの記者会見などは「朝飯前」の人たちです。
残念ながらあの記者会見がどこまで真実なのかは神のみぞ知る状況かもしれません。



以上を踏まえながらこの「吉本」芸人問題を考えなければならないはずです。

例えば、

吉本興業所属という「芸人」さんたちの身分はどうあるべきか。

「吉本」が社員として「芸人」さんを抱えるのか、今まで通り「個人事業主」あるいは「どこかの企業に所属する者」のマネジメント委託・受託の関係なのかを明確にする必要があります。
少なくとも「芸人」さんたちが理解する必要があります。


マスコミもこの仕組みを知っているはずなのに、「芸能」班が中心となって取材をしたため「情緒的な伝え方」に終始してしまったのではないか。

こういう問題が起きるたびに曖昧なまま推移してしまうのは、マスコミがルールをわかっていないことに起因することもあるようです。
今回、「解雇」とか「引退」とか「マネジメント契約の解消」と微妙に表現が変わっていったのは「マスコミの無知」によるところが多いかもしてしれません。


「芸人」さんたちももっと勉強すべき

そもそも「反社会的勢力」との交際の問題が一番重かったはずなのに、「吉本興業」の組織運営の話にすり替えて議論する人が増えました。

・「反社会的勢力」問題を続けられると都合の悪い人がいるのかもしれません
・「吉本」と「芸人」さんたちの身分関係すらわからずに「吉本が悪い」に傾倒している可能性があります



今後、ファンあるいは視聴者として見ていかなければいけないのは、

「反社会的勢力」との交際をどう断ち切るか

「芸人」さんの身分をどう見るか

マスコミの報道ぶりを信じていいのか

ということではないでしょうか。。。。


ここでは、あえて「芸人」さんと使いましたが、「芸人」と呼べる(呼んでいい)人たちがどのくらいいるのかもよくわかりません。

今の世の中の「芸」という定義も踏まえる必要もあります。
とても「芸」などと呼べない人たちもいるはずです。

テレビやラジオに出るだけなら、「代わりはいくらでもいる」ような気がします。
















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