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「働き方改革」と「仕事の質改革」 [仕事についてのエトセトラ]

最近は「つながらない権利」というのがあるそうです。

昨日(19.10.8)のNHKの「ニュースウオッチ9」(午後9時00分~ 午後10時00分)で取り上げていました。
「働き方改革」で「休暇」や「自宅への早帰り」が増えたにもかかわらず、そういう「プライベートな時間に会社の上司が仕事のメールや電話をかけてきて、リラックスすべき時間なのに緊張が取れないというようなことから、メールや電話につながらない」ということのようです。


私のように、「サービス残業」や「風呂敷残業」あるいは「休日出勤」が当たり前で、さらには「週末の社内のゴルフコンペ」や「早帰り日の飲み会」の時代に育ったものでも、内容的には「それわかるなぁ」というものでした。
ただ幸いだったのは、自宅までメールや電話が追いかけてくるということは極めてまれでした。
あくまでも「自己責任」「自己判断」ということでした。


「メール」や「電話」で頻繁に連絡を取って来る上司も困りものですが、そういう「メール」や「電話」が原因で「うつ」になる方もいらっしゃるというのも「それは困りますね」と思ってしまいます。


私のような(家族を顧みないようなことも多かった)仕事をしていた者で「うつ」症状を訴えていたものはおそらくいなかったのではないでしょうか?

へこたれない」「タフ」あるいは「ある程度の要領の良さ」が求められていた時代でした。



NHKの番組を見ていて気になったのは、

「働き方」の改革は進んでも「仕事の質」の改革が行われていないのではないか?

私の働いて時代は、
休むからと言って引き継ぎメモは原則作りませんでした
休んでいても取引の記録も見れば上司ならわかる
と言う仕組みができていたからでしょう。


「引継ぎメモ」も、作らないというよりも

日報などでルーティンワークや仕掛り仕事は把握できる
仕事を属人化しない
「担当が突然休んだ時はどうするのか」を考えながら組織で仕事をしていた
という原則が徹底されていたからです。


世の中が「働き方改革」と号令をかけても、
納期に間に合わせる
苦情の早期処理
という世の中もあります。


つまり「仕事の質」「仕事の段取り」「仕事のゴール」を思いやることなく「休暇だ」「早帰り」だと言っても「先送りされた仕事が溜まって行くだけ」になってしまいます。


「うつになったらどうするか」も重要ですが「うつにならないためにどうするのか」のほうがもっと重要です。

「うつになるような仕事が悪い」とおっしゃる方もあるかもしれませんが、「仕事のやり方が旧態依然で『時間抜き』『手抜き』ばかりが先行」してしまうなら「働き方改革」などうまくいかないはずです。


私は父の葬式の時、喪主でもあったので服喪休暇を1週間取っていましたが、結局中日に一日出勤しました。
予定していない休暇だったのと、(かっこよく言えば)余人を置いて代えがたい仕事だったからです。


ただ、明らかに時代も変わりました。だからこそ変化する時代に即した「仕事の質改革」をしなければいけないのです。
その重責は、働く人自らにあり、さらにはマネジメントのやり方にあるはずです。


また、こんな働き方をした時代でも、
●夏休みは必ず1週間の連続休暇を取っていました。
●飛び石連休の間の平日はよく休暇にしていました。
●年末か年始のどちらかは休暇を取っていました。
●もちろん部下にも休暇を取らせ、海外旅行にも行けるようにしたつもりです。


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