「お泊り」避難訓練 [どう受け止めたらいいのか]
災害のたびに思うのは、
●なぜ逃げなかったのか?
●なぜ避難所に行かなかったのか?
●なぜそんなところに行ってしまったのか?
ということです。
地震とは違い、時間的な余裕も少しはあったはずです。
最近は避難訓練よくなさっているようです。
そして避難意識も高まっています。
でも、
●実際に避難所に寝泊まりなさった経験はあるのでしょうか?
●ダンボールのうえに寝る気持ちはわかっていますでしょうか?
●非常用のトイレを使ったご経験はありますでしょうか?
保育園に「お泊り保育」というのがあるように「お泊り避難訓練」というのはいかがでしょう。
一人暮らしの高齢者が多い地域では、数か月に一度くらいの割合で「お泊り避難訓練」をなさったらいかがでしょう。
暑い時期、寒い時期、織り交ぜながら。
ひょっとしたら今でもあるかもしれませんが、防災訓練と言うと河川敷にテントを立てて「お偉い人達が訓示を述べる」みたいなことがあったりします。
実際の災害では河川敷は災害現場になっていることもあります。
昨日(2019.10.16)の参院予算委員会を垣間見ていて感じてたのは、
「それ前回の災害の時と同じなんだから行政は当然やっているでしょ」
「ネットは使えないんだから、紙ベースで全国自治体に配布(蓄え)したらいかがですか?」
「平時と災害時の区別もしなければ」
というような話もたくさんありました。
「給水車がどうのこうの」という話もありましたが、飲み水ならペットボトルが備蓄されているはずですし、ヘリコプターで配布してもいいはずです。
「今急ぐこと」「平時から供えておくこと」が混在気味の議論でした。
中には、損害保険の請求の仕方を安倍総理に説く議員さんもいらっしゃいました。
なんかね、違うでしょ。
今までの災害でうまくいかなかった点を指摘するのならまだわかりますが、それも今じゃないでしょう。
マスコミ各社は、床上まで泥水が流れ込み困惑される被災者の様子を映しだす毎日ですが、それ自体は前回の各地の豪雨災害などでも経験した話です。
被災者の方はおそらく初めての方ばかりなのでそれは仕方がないことだとしても、前回の災害の時は「こんな風にした」「これは困った」を伝えるほうが建設的な感じがします。
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