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「おひつ」のご飯が美味しいわけではない [どう受け止めたらいいのか]

かつて「ごはん」は
①「羽釜」で炊き
②「おひつ」に移し替える
というやり方でした。

そのうち、「おひつのご飯は冷たい」ということで、ガラス製などの「魔法瓶(まほうびん)」型の「保温ジャー」ができました。

※「金沢暮らしの博物館」HP参照
https://www.kanazawa-museum.jp/minzoku/teachers/data_detail02.html


しかし、この「保温ジャー」は数時間もすると水蒸気の影響なのか「蒸れて」臭くなるという欠点がありました。

いくつかの変遷をしながら、そうこうするうちに「電子炊飯ジャー」なるものが登場しました。
謳い文句は「炊き立て」「ふっくら」「お米が光っている」「ごはんが立っている」等々。

コメの品種改良」や「栽培方法の改善」と相まってこの「電子炊飯ジャー」なるものの出現で「ごはん」がずいぶん美味しくなったような気がします。

先日都心である食堂に入りました。
お米屋さんが経営しているとかと言う食堂です。

値段に照らせば「料理のずいぶん美味しい」食堂でした。
が、思わず聞いてしまいました。「ごはんが美味しくなくないですか?」と。
厨房を覗き見るとおひつ」にごはんが入っていました。
犯人はこれです。
夕方18時頃の時間帯だというのに、「冷たい」「ごはんが固まっている」という状態でした。
言葉を変えて言えば、「お昼の残り物」のようなごはんでした。


経営母体が「お米屋さん」なるが故のこだわりだったのでしょう。
私の感覚では「お茶漬けにしたいような」感じでした。

テレビやネットでは「おひつ」のごはんは美味しいというような取り上げ方をなさっているものがありますが、「ふっくら」とか「炊き立て」感のほうが私は好きなので「美味しくない」と思った原因はここにあったようです。


皆さんはいかがでしょうか?
こういう話。


そういえば、先日のこと、あるテレビ番組が、「ある地方の食べ物屋さんが人気がある」というような取り上げ方をしていました。

実は私はそのお店をよく知っているので思わず笑ってしまいました。
なぜかと言うと、
補助金詐欺のような資金調達ぶり
●話の中身は「ほぼスピリチュアル
普段はあまり客も来ていない
近隣の皆さんもあまり行かない
ようなお店です。
番組ではなぜか混んでいました。
理由は簡単です。「遠くから大型バス」でお客さんが来ていました。
そのお店に大型バスが来ている姿をはじめてみました。

テレビの伝え方で「流行っているように」「素晴らしいお店のように」見せているのです。

最近の世の中はこういう見せ方による「人気があるらしい店」もできてしまったようです。
私はそれなりに旅もしていますが、「行列ができる店が美味しいわけではない」という話も見聞きしています。
「普段着姿のようなお客さんの入り」こそ美味しいというのが実感です。

冒頭の「おひつ」同様、微妙な勘違いというのもありそうです。


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