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「電力」は大丈夫か? [どう受け止めたらいいのか]

世の中にはなぜか話題にならないことというのがあります。
まるで意図的に報じられていないかのように。

たとえば「電力」とか「発電」のことです。

東京の住宅地を歩いていると、どこからともなくオルゴールのような音楽とともに「灯油」を売り歩くちっちゃなタンクローリーに遭遇することがあります。
特に冬のこの時期は「石油ストーブ」「石油ファンヒーター」と言った暖房用の「灯油」の販売のためです。
ガソリンスタンドもずいぶん減り高齢者も増えた現在では「灯油を買う」というのもたいへんなことなのです。

最近の新しい家は「エアコン」「床暖房」が主力となり「灯油」を使うこともなくなりましたが、建築年数の古いお宅ではまだまだ「灯油」は欠かせません。

「地方」特に「ポツンと一軒家」に出てくるような「限界集落」のエネルギー特に電気はどこから来るのか?と思うこともあります。
高齢者のご自宅では「ガスからIH(電気)」に調理器具を変えるお宅も増えたようです。

また、「暖房を薪で」というのは都会人の幻想です。
高齢者にはたいへんな作業なのです。


石油、石炭、天然ガスと言った化石燃料を使う発電
~「燃料の安定供給」という不安と隣り合わせです。
輸入に頼る日本は首根っこを押さえられていると言っても過言ではありません。

原子力発電
~福島の原発事故を考えると「安心」「安全」そして「廃棄処理」と言った点では大きな問題があるようです。
とても「電力」の主役にはなりそうもありません。

「太陽光」などの再生エネルギー
~安定供給という意味での不安がぬぐえません。

水力発電
~なぜか世の中では登場してきません。
1930年代の米「ニューディール政策」の四番バッターという風に習いました。

大規模「ダム」から「小水力発電」のようなものまであります。
・昨今の「大洪水」を振り返ってみると「水を使って発電する」ということも再考の余地はありそうです。
・「消滅集落」が増えつつある最近の日本なら、「ダムで水没」ということの抵抗も減ったでしょう。
「自然破壊」とおっしゃる方々には「化石燃料による発電」や「原子力による発電」のそれとどの程度違うのでしょうか?

もし「地方に行けば水力発電で電気代が安い」というようなことがあればどんなに暮らしやすくなるでしょう。


冒頭にふれた「世の中にはなぜか話題にならないこと」の一番は「安定した電力供給」のことではないかと私は思っています。

安全で低コストで環境負荷も少なく安心できる「発電
できた電気をためておく「蓄電

この二つにはもっと大きな懸賞金をかけてもいいではないでしょうか?
「地方創生」などと言う前に「地方は生活コストが安い」ということになれば「人の動き」も変わってきます

電気を湯水のように使うことができたのなら「地方暮らし」も変わってくるはずです。
何よりも「電気がストップした都会生活」を心配する人があまりにも少ないような気がします。

こういうことは
それほど心配することでもない」のか?
それとも
すごく心配しなければいけないことで隠してある」のか?
税金の使い方を考える時にいつもモヤモヤしてしまいます。


(参照)資源エネルギー庁HP
新しくなった「エネルギー基本計画」、2050年に向けたエネルギー政策とは?
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/energykihonkeikaku.html

再エネと安定供給~求められる「発電を続ける力」
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/saiene_anteikyokyu.html

再生可能エネルギーとは
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saiene/renewable/water/index.html

水力発電について
https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/hydroelectric/


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