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「商店街」「中小企業」「農家」は本当に必要なのか? [裏づけのない経営学]

世の中で「必要なこと」はビジネスとしてうまくいき、「必要でもないこと」はうまくいかないか廃れていく。
私が銀行員として見て来た経営哲学です。


たとえば、「商店街」「中小企業」「農家」はどうでしょう?

多くの皆さんは「そりゃぁ必要ですよ」とお答えなさるのでしょうが、そう答える方の多くはそういうお仕事をなさっていません

「シャッター商店街を何とかしなければ」と言ったところで「利用しない人が考えている」ケースもありがちです。
商店街の中に「コンビニ」と「スーパー」と「ドラッグストア」と「100円ショップ」があれば何とかなります

「農家を何とかしなければ」と言っても「後継者は減り」「耕作放棄地も増えていく」ばかりです。
ややもすれば「生業的な百姓」を農家と位置づけしていることも多いようです。

「中小・零細企業」もそうです。
比類なき独自技術があれば別でしょうが、存亡の危機にある企業を救済する必要があるのでしょうか


冷たく、非情な見方かもしれませんが、「少子高齢化」「人手不足」という現象を丁寧に考えればこういう考え方も出てくるのではないでしょうか?
「賃上げ」とか「働き方改革」が叫ばれれば叫ばれるほど「働き方格差」が生まれてしまうような気がしてきます。
※「漁夫の利」が公務員様にあったりするかも。。。


「少子高齢化」でも回る社会、「人手不足」にならない社会を考えなければいけません

それが国家戦略です。

世の中で「必要なこと」はビジネスとしてうまくいき、「必要でもないこと」はうまくいかないか廃れていく

というのはそういう意味の典型例です。

「地方創生」策でうまくいっているという話が伝わってこないのは「必要でもないところに補助金」という図式があるからです。


東京一極集中」がなかなか方向転換しないのも、
東京に集中している人たちの思いとは距離の遠いことばかり地方が注力していること
東京に集中している人たちの思いと同じことが地方でも実現できると見せていないこと
が主な原因ではないかと思います。

今の地方は東京にないものばかりを追い求めすぎているような気がします。

「札幌」「仙台」「金沢」広島」「福岡」等々の地方の拠点都市が元気なのは「東京でなくてもここにあるよ」感が満載だからではないでしょうか!

スピリチュアルのような言葉の遊びで催眠をかけるようなやり方ではうまくいかないはずです。

一国の総理大臣の奥様が全国各地を回られたようですがそういうところが選ばれているような気がしないわけでもありません。





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