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巨人:小林捕手の扱いと原監督と人事異動 [仕事についてのエトセトラ]

なんだかんだと言ってもなぜか「巨人」は強い。

そんな巨人ですが、いつも優勝しているわけでもありません。
「人材」が育たず補強がうまくいかなかった時は弱い
という印象があります。

そんな巨人ですが、今年は少しおかしなことが起きているようです。


その前に、少し昨年のおさらいをしておきましょう。
●開幕前に、中島内野手(37歳)と炭谷捕手(32歳)を補強
●セリーグ優勝
●ソフトバンクとの日本シリーズでは4連敗で敗北
という一年でした。


今年はというと、
外人以外はめぼしい補強はなし
正捕手を小林(30歳)から大城捕手(27歳)に切り替える起用
オープン戦最下位
という今の状況です。
特徴的なのは、「正捕手を切り替えたこと」です。

たしかに、小林捕手には、
「強肩とエースの菅野・山口投手との相性がよかったが、打撃は非力」
との評価はあります。
他方、入団3年目の大城捕手は、
「打撃センスは非凡なものがあるとの評価」
「一塁手として固定起用との案があったものの、原監督が懇願して入団した中島内野手を一塁手メインで使う」
という事情もあるようです。


全てがチームを指揮している監督のご意向なのでしょうが、「仕事のやらせ方」という点ではよくわからない点もあるようです。


今回の正捕手交代をサラリーマンの世界に置き換えて言うなら
漸く安定してきた若い課長に代り年下の部下が課長になり、前課長は降格され新課長の部下になるという人事異動
「昨年は古参の部下が配属されたりも」
というものです。

若い新課長が誰から見ても「優秀」「かなわない」という比較優位があるのなら納得も行きますが
●今までの課長もこれからと期待されかかっていた矢先。
●新課長もそれほど若いわけでもなく、抜擢するというほど比較優位が今のところ見当たらない。
●自分の都合で採用したベテランの使い道に困り玉つき人事のような様相
といった感じでしょうか。。。


これでは、今までの課長のモラールはずいぶん下がってしまいます
ひょっとしたら、「辞める」「他企業へ転職」という選択肢も出てきてしまいます。
「捕手」という特殊性を考えるととりあえず引く手はあると思われます。


この小林捕手は「女性人気が高い」「グッズ売り上げにも貢献している」ということがあるようです。
一部ファンの間では「干された」とか「飼い殺し」という言葉も飛び交っています。


なんだか組織がぎくしゃくしてしまった企業のようにも見えてきます

スポーツ選手の「寿命」はサラリーマンと違って短く、しかも、プロ野球選手の場合は自分の都合だけでは他チームに移籍できないという足枷もあります。これが「飼い殺し」と言われてしまう所以でもあります。


選手寿命が短いだけに、ここで反旗を翻そうものならリタイア(引退後)の仕事にも影響が出てしまいます。特に巨人選手の場合は。。。。


この原監督、よくよく考えると、優勝回数はそれなりなのに、古くは川上監督、広岡監督、森監督、野村監督、星野監督のようなレジェンド感が伝わってきません

原監督の他監督との決定的な違いは、
ムリムリの修飾語が多くマスコミを意識した「言葉の遊び」の発言ぶり
人材を育てた感が伝わってこない
チーム作りをしたという記憶が残らない
ということでしょうか。

そして何よりも「尊敬」とか「信頼」という言葉が伝わってきません



今年はコロナウィルスの影響で開幕が遅れます。
この「遅れ」が各チームの構想や戦略にどう影響するのかも見ものですが、マスコミよいしょの「原巨人」がどうなるのかというのも興味津々です。


サラリーマン社会あるいは組織内の「人材づくり」といったところに光を当てながら今年のプロ野球を見るならばそれなりに面白いかもしれません。

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