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「テレワーク」よりも「分散オフィス」 [新型コロナ]

新型コロナは働き方にも変化をもたらしました。

たとえば「テレワーク」。
何人かに聞いてみると、

丸の内に本社のある大企業の方
慣れの問題が多い。
慣れれば「出勤」しなくてもできることが多いというのがわかった。

ある企業の経営者
うちは半分出勤、半分在宅でやっている。
慣れればできる。
おもしろいのはみんなが太ってしまったようだ。

こういう感想が支配的なのかどうかはよくわかりませんが、「新型コロナ」以前の働き方の課題を考えてみましょう。

「満員電車」に揺られた長時間通勤はたいへん
「東京一極集中」の弊害も大きい
●いわゆる「働き方改革」が必要
というようなものがありました。

もう少し前に時間を戻すと、
「災害」の時の対応が必要
というのもありました。


ところで「テレワーク」は効果的でしたか?
勤務評定はどうするのですか?
モラールは続きましたか?
組織(チーム)で仕事をする」というやり方に立ち返った時の評価はいかがですか?
「新人」さんの育成はどうなさいましたか?

私は「テレワーク」ばかり礼賛していいものかと考えてしまいます。
たとえば、
副業の自由化
特定の仕事の受託作業
なども併せて考えると、「テレワーク」でできる仕事をそれぞれの方に委託するというやり方でいいはずです。
そうなると、
今まで「社員」だった人は「個人事業主」「フリーランス」ということになり、能力差も著しく出る反面、「社会保険」「福利厚生」などもすべて自分の責任で取り組まなければいけなくなってしまいます。

そこで受け皿として「企業」化してしまえば、今までと同じような仕組みが待っています
少し違うとしたら、いろいろな企業の仕事を受注し「テレワーク」メンバーに振っていくというコーディネート業務が本社(本部)機能になります。


それも一つの方法ですが、安定した「働き方」を求めるのなら、各企業がオフィスを分散して取り組むというやり方もありそうです。


たとえば、今までは「丸の内」のビルのフロアにすべての部門があったのを、部門ごとに郊外に分散配置することにするのです。
たとえば、丸の内とは反対方向の場所(所沢、八王子、松戸等々)にオフィスを作ります。
・23区からだと通勤電車は反対方向です
・東京近郊の方なら通勤時間が明らかに短くなります
・各部門との調整は「テレビ会議」を活用します

「テレワーク」と言っても情報管理も難しくまた人肌が伝わる距離感のほうが成果が上がることも多そうです。


たとえば、学校の授業がオンライン授業やテレワーク主体になるのだとしたら「先生だけ学校オフィスに出勤」ということでもいいはずです。



私は銀行員でしたから、「本部」や「本店」が東京駅のそばにあり、「支店」や「拠点」が地方や海外にありました。
そして、「研修施設」や「電算センター」は郊外にありました。
この本部、拠点を結ぶものは「テレビ会議」でした。

今となっては面白いなと思うのは「本部」「本店」が東京駅のそばにあることを競うようなところがあったことです。


まぁ「東京 銀座 〇〇堂」というブランドステータスだったのかもしれません。
ただ、これほどまでに「AI]や「IT」が発達した現在にあっては「東京駅のそばに本部がなければ困る」ということもなさそうです。

かつて「銀行の合併」というのは近隣に本店のある銀行が規模拡大と効率化を狙ったものが多かったと思いますが、今は「北海道」と「九州」の銀行が合併してもおかしくはありません。「コンピューターの発達がなせる技」です。


そう考えると、一気にテレワークに進まなくても、「オフィスの地域分散」あるいは「分散オフィス化」も検討に値すると思います。


「実はうちは昔からやっているよ」という方の中には、オフィスが手狭になったために近くのビルのフロアを借りて分室を作っていらっしゃるところが多いようです。
これでは「通勤経路」「通勤時間」は変わりません。


「東京一極集中排除」ということで、いきなり東北や九州にオフィスを分散してしまったら働く方の「生活」への変化が大きくなりすぎます


そういえば、今年の「年末の挨拶回り」や来年の「年始の挨拶回り」はどうのようになさるのでしょうか?
「テレワークでいいや」という時代になっているかもしれません。


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