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「そのお店」必要ですか? [新型コロナ]

新型コロナで「外出自粛」「営業自粛」が続き、「経済」とか「経営」とか「商売」について多くの人たちがうすうすお気づきになったことがあるのではないでしょうか?

例えば「近所の商店街の中で本当に必要なお店はどのくらいか?」ということです。

ただでさえ「商店街が寂れていく」と言われ続けて久しいですが、実は地域の住民の皆さんに必要とされていないお店が多かったということです。


「営業自粛」を要請されるや「補償とセット」「家賃が払えない」と言うような声がたくさんありました。
事実そうなのでしょう。

売上が「0」になれば家賃などの「固定費」を払うのも大変なはずです。
ところで、「1か月くらいの休業で家賃が払えない」ということはどういうことを意味しているのでしょう?

新型コロナでなくても、ご商売と言うのは「食中毒や不祥事やクオリティの見劣りやライバルの出現」などで売り上げが激減することは間々あります。
そういう時はどうなさっていたのでしょう?


マスコミではコメンテーターの皆さんが、
経済の破綻で自殺者が出る
「重症で失われる命」も「経済の悪化によって失われる命」も同じ命
「経済をもとの状態に戻さなければいけない」
等々とわかりやすいお話をなさっていますが、

マスコミには「視聴率」「聴取率」あるいは「コメンテーターの人気」と言う指標があり、政治家には「選挙」と言う指標があります。

つまりそういう「指標を意識したバイアスがかかってしまう」ということを考えなければいけません。


「医療崩壊」「医療体制の整備」ともっともらしいことをおっしゃっても、
新型コロナはワクチンもなければ安心して使える治療薬もない
新型コロナ以外の傷病人が医者に行けない
と言う課題は、他の病気の比ではありません。


「経済の悪化による命の危うさ」と「新型コロナの重症化による命の危うさ」を天秤にかけたり比べることには無理があります
どんなに検査数が増えても「治療方法」が確立しない限りは不安が続きます。
感染症なら「予防」と言う言葉が前面に出るはずなのに、新型コロナには「予防」と言う言葉が使われません


生活者には「新しい生活様式」が求められているにも関わらず、「経済を元に戻す」と言う発想もよくわかりません

新しい経営のやり方でGNPをもとに戻す
と言うのなら意味がよくわかります。


今までの経済の仕組みに戻るだけなら
非正規労働がまた増える
利益率の低い「観光」「サービス業」に「人」「もの」「かね」などの経営資源が向かう
東京一極集中が回避されな
「職場うつ」に悩まされる
という課題が元に戻るだけです。


先ごろ大手居酒屋チェーンが「不採算店舗の大漁閉店を決めた」と言うニュースが流れました。
国民が「新しい生活様式」を指向する以上、旧態依然の「儲からないご商売」はますます経営内容が悪化していくはずです。


「新しい経営方式」「新しい商売」が生まれてこない方が不思議です。


国民の皆さんは今回の「ステイ・ホーム」で
お金を使わなくても生活ができる
捨てたいほどモノにあふれた生活
ということを実感しました。


そのお店必要ですか?
を併せ考えながら新型コロナから卒業していかなければいけません。


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