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「GoToトラベル」についての素朴な疑問 [どう受け止めたらいいのか]


菅首相(当時は官房長官)の肝いりで始まったとかいう「GoToトラベル」。
私自身は使う予定もないのでそれほど関心はありませんが、ここにきて「指定除外」のような話が出て来たので素朴な疑問をいくつか挙げてみましょう。

1.東京に住んでいると「コロナの感染拡大」はGoToのせいというのももっともらしく聞こえるが、地方の知事や人の同調意見が聞こえてこない。


2.そもそも割引率が高すぎないか?

別に「移動制限」がかかっているわけではないので、今ここで「GoToトラベル」を強引にやらなければいけない理由もよくわからない。


3.キャンペーンというのはオフシーズンにやるもの、なぜ行楽シーズンにやるのか?

コロナ感染の動静もよくわからない時期に強力に推進しようとする意図はどこにあるのでしょう?
「年末年始解散」への布石だったのでしょうか?


4.GoTo停止を決めた大阪市と札幌市の対応の不思議。

大阪への移動拠点である
●関西空港~泉佐野市
●伊丹空港~豊中市、池田市、伊丹市

札幌への移動拠点である
●千歳空港~千歳市、苫小牧市

に所在するということらしいです。

また、新幹線利用の場合でも、新神戸や京都を目的地にして大阪に移動するということは簡単にできます。

さらには、当初は「入り」だけが規制され「出」は規制されていなかったことも不思議です。

大阪府知事や北海道知事にはこういう不思議の説明を聞いてみたくなります。
単に「菅首相」の顔を立てただけではないでしょうか?


5.ポストGoToの戦略は?

このGoToトラベルはおそらくインバウンドの需要減を賄うための効果が大きいはずです。
となればインバウンドが回復するまでは続けなければいけません。

「いつまでやるの?」
「インバウンドに縁のなかった所もやってあげるの?」
という不思議もあります。

アベノミクスで「観光」産業に傾斜しすぎた反動の穴埋めのような気もしてきます。
「観光産業」はどちらかと言えば非正規雇用の受け皿でもあり。雇用状態の改善にもなりません。


6.なぜエージェント頼みなの?

最近では「キャッシュレス決済の利用推進」が実施されました。
「キャッシュレス決済」が国の施策テーマであるのなら、この仕組みを使って「GoTo」もポイント還元というやり方があったはずです。
何よりもお手軽ですし、一人当たりの限度額設定などもできます。

とかく不思議なことばかり。。。。


鳴り物入りで首相に就任された菅首相ですが、

●紙を見ない(読まない)と話ができない
●あまりメッセージを発信されない

という不思議もあります。
今求められる首相像とはずいぶん遠いような気がしてしまいます。

関係担当大臣の言動を見ても「菅首相に忖度」したかのようなものや時期を失した対応も見られます。
「おかしい」というよりも「不思議」と思わず考えてしまいます。

霞が関の若手官僚の退職話が出ていますが、彼らもきっとこんなふうに考えることもあるのでしょう。

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