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菅首相はなぜ頓珍漢なのか [少し政治的な話を。。。。]

菅首相の出来が悪すぎます。
私がこう言わなくてもうすうすながらもそう思っていらっしゃる方は多いはずです。


なぜでしょう?
菅首相レベルの総理大臣も過去にはいたはずです。
しかしながらどうも頓珍漢に映ってしまいます。


事情を探ってみましょう。

1.「政治主導」という稚拙な発想

菅首相の発言の中に「私が決める」「私が先頭に立って」という言葉が目立ちます。
おそらく歴代首相の中でもその印象は強いはずです。

これは「政治主導」という発想からきているのではないでしょうか。
民主党政権以来「政治主導」という言葉が空回りしながら定着しているようですが、

①「政治主導」と言っても一人ではできない
アメリカの大統領と比べても「政権チーム」という頭脳が見えてきません。

②かつては「官僚制度」が政権の頭脳でした
各省庁の「事務次官」ポストが軽くなったと思いませんか?

かつての省庁は「白書」やら「官房調査課」を通じて日本の課題を整理しそれを政策化してきました。
つまり官僚の皆さんは「政策」を立案していたのです。
「合議(あいぎ)」と称して各省庁が横断的に政策を吟味したり、「事務次官会議」を通じて整合性を図ったりしながら官僚の皆さんが政策を作っていたのです。
そしてそこに政治家の皆さんが上手く乗っかって「政治」「行政」を行っていたのです。

③「政治」と「行政」は違う
菅首相の勘違いはここにあります。
長年「政治屋」として永田町界隈を泳いで来た政治屋には「行政」という言葉の意味が分かっていないようです。
・重要性
・優先順位
などが論理的・合理的に組み立てられているのが「行政」なのです。
「鶴の一声」が好きな「政治屋」の発想では続かないのです。

④安倍首相は詐欺的に弁舌が上手かった
安倍首相も政治屋に過ぎず「行政」がわかっていなかったようですが「弁舌」が詐欺師のように上手でした。
その証拠にアベノミクスと言いつつ日本の礎を作るような政策をやっていません。
8年の長きにわたり総理大臣の職にありながらおそらく日本の活力が失われていった時代ではなかったでしょうか。

その安倍首相の下で官房長官だったのが菅首相ですが、彼の役目は「恫喝」と「くさい者への蓋」係であったとしか思えません。
安倍首相のようにやろうと思っても「弁舌下手」なので頓珍漢さに拍車をかけてしまうのです。


2.菅首相はやはり年寄り

①機転が利かない
やはり高齢からくるのもでしょう。
言動に機転と言うものが見受けられません。

国会答弁をラジオで聞いていると「どこかの年寄りが何かを読んでいる」状況に思えてしまいます。
しかも原稿の読み間違いとセットです。

②話下手
秋田の人たちが地元でどういう話し方をなさるのか存じ上げませんが、菅首相のイントネーションはどうも耳障りです。
高校卒業後に上京されたようなので首都圏での暮らしも半世紀を超えていらっしゃるはずです。しかも神奈川県で政治家をなさっている期間も長いようです。
お国訛りがあっても構いませんが、意欲が前に出るタイプの政治家のような抑揚やリズムがありません。
これでは「何を言っているかわからない」状況を自ら演出されているようです。

③やはり70歳超えたら首相はムリ
例えば「携帯電話料金の引下げ」しかりですが年寄りならではの発想に見えてしまいます。
多くの政治家の皆さんは「携帯料金」は経費で落としていらっしゃるはずですし、菅首相のようなご年配の政治家が「スマホやパソコンを使いこなしている」とも思えません。

若者受け(支持率意識)狙いの政策ではないでしょうか?
私自身はスマホもパソコンも使いますがスマホ料金は今までの契約のママです。
試算してみましたが一長一短もあり契約を変えるほどでもないと思ったからです。
「歩きスマホ」「ながらスマホ」の人のための携帯料金引き下げなら何をかいわんやです。

Wi-Fi環境の整備やWi-Fi料金(インターネット接続料金)の引下げの方がはるかにメリットがあります。
年が寄ればスマホよりもパソコンの方が楽ですし。

着眼点や発想が今一つ近視眼的で老眼をかけてもよく見えないような政策ではないでしょうか。

④自慢癖がひどい
「ふるさと納税」「GoToトラベルの前倒し」等々が自慢の最たるものです。
煮詰まっていません。
小物感が漂っています。

⑤恫喝政治
時代をはき違えている典型例が恫喝にも似た官僚の使い方です。
上級官僚の「内閣人事局」による人事はヒラメ族しか生まれません。
菅首相の言動を見ていると「官僚が揉んでいるな」感が伝わってきません。
人事を握られ恫喝されるような組織ではは人材は育ちません。
こんな姿を見てしまえば若手官僚の退職も増えてしまうでしょうし新卒の就職希望も少なくなってしまうでしょう。
わくわく感がありません。

⑥「国家観」も「危機意識」もない
コロナ対応で顕著ですがとにかく「日本をどうしたいのか?」「こんなやり方で大丈夫か?」と思ってしまいます。
おそらく菅首相は「恫喝」好きの政治屋で足元の政治案件しかやってこなかったせいでしょう。
そして意識を変えるには「高齢」すぎです。


政治主導という勘違い」と「高齢」という二つだけではないかもしれませんが、政権与党の自民党の皆さんの政治力学の中でこういう総理大臣が誕生してしまいました
どこかで誰かがNOと言わないと日本は救われません。
日本の選挙制度では「国民は総理大臣を選べない」のですから。


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