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教育機関の複線化・複線型を [無駄の効用かやっぱり無駄か]


かつての銀行は「高卒」の方と「大卒」の方との二本立ての採用を行っていました。
高卒の方の素晴らしいのは珠算に秀でていて数字のあしらいやお金の捌きが上手いという特長がありました。

給与体系は高卒4年目と大卒1年目が同じになるように設定されていましたが、担当業務の配属に差があったことからどうしても「高卒の方の昇進は遅い」ということがありました


今は、AI、ITの発達と利活用で「そろばんが得意な」だけの人の仕事は「機械がする」ということで金融業務の理解力が何よりも重視されているはずです。

こういう職場では学歴、学校歴ではなく金融の知識やセンスがより重視されるようになっています。
この「センス」と言うものが曲者で「どんなに著名な大学を出ても向かない人がはっきりしてきた」ということが言えます。

※かつてに比べ「鬱の様な症状」を抱える方も増えました。
この「センス」が影響している部分(向いていない)が色濃く働き方にでるようになりました。


かつてドイツのケルン郊外の不動産屋さんのご自宅を訪ねた時のことです。
ご主人と奥様に出迎えていただきましたが、ご夫婦には息子さんが一人いらっしゃるそうですが彼は「家具職人の学校に行っている」と。

「不動産屋の後継は?」と聞いたところ「息子の人生は息子に任せる」と。
つまり後を継がず家具職人を目指すことに抵抗はないとのことでした。

日本なら「とりあえず大学に行け」的になる話です。

ドイツでは「大学」に行くコースと「職業教育」のための専門学校に行くコースの二つのコースがあるようです。


日本では
・大学の授業料が高い
・子どもが大学に行くと費用がものすごくかかる
等の話が当たり前のように出ています。


「大学に行く」という選択肢しかないのでしょうか?
・実業高校
・高等専門学校(高専)
の充実という制度的な解決策はないものでしょうか?
※長寿社会なのですから実業高校や高専から大学へと言うことルートも容易になるような仕組みも併せて作ります。

あるいは地方の大学の中には「基礎学問」を疎かにした世相迎合的なものもあるようです。
これでは地元の大学に行かず遠方の大学に行かざるを得ない人も増えてしまいます。

※マスコミ出たがり知事のところはこういう世相迎合的な大学になりがちです。


「子どもの教育費」という切実な問題に対してそろそろ学校制度という受け皿を見直すべき時に来ているようです。
さらには中学校での「ライフプラン」教育にも力を入れ人生のシミュレーションをする時間があってもいいでしょう。

大学は出たけれど」ということにならないように。


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