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「数字」に関心を [無駄の効用かやっぱり無駄か]

今回のコロナ禍ではいろいろなことが起きました。
悪いことばかり挙げるのも不愉快ですから、少しは「こんな風に変わった」ということも。。。

毎日繰り返し報道される「新規感染者の数」のことです。
これほどまでに「数字」に関心をもったことがおありでしょうか?

東京で言えば、
1000人を超えた・・・大変だぁ
5000人になった・・・どうなるのだろう
100人を切った・・・・やれやれ

多くの皆さんが数字に関心を持たれたはずです。
今までにこんなに関心を持たれたことがありますか?

高校や大学の進学の時の偏差値ですら毎日変わることはなかったはずです。
例えばダイエットについては、「方法論」を論じる方はとても多いのですが「毎日、体重計の数字を確認してされていますか?」。
つまり、理屈には数字がついてくることが多いのです。
理屈を数字で確認することによってはじめて現実味を帯びてくるものです。


テレビを見ると「あの地方ではこんなことをやっている」「こういう商売がおもしろい」という話が伝えられています。
そこには数字は出てきますか?
売上は?
経費は?
利益は?
そもそもの資金は?
等々、文学的な伝え方の中にも本当は数字が潜んでいるのです。
「儲からない」(運営を維持できない)ことはやはり続きません。
だから廃れていくのです。


「補助金」云々とおっしゃる方々は多いのですが、
・国家予算の規模は?
・補助金を捻出する財源は?
・無駄遣いはないのか?
と言ったこととセットでお話しされる方はとても少ないのが実情です。


事業や生活の中で数字を見ていく時には、
フロー(一定の期間での数字の動きの結果)
ストック(ある一時点での数字の状況)
という二つの切り口があります。


テレビ番組で「よくやっている」「何か面白いことをやっている」という時には数字の話が出てきません。
なぜ数字の側面を議論・吟味しないのでしょうか?

数字ばかりではギスギスした社会になってしまうという批判には、
だから「文学」や「芸術」や「趣味」があるのですよ
と申し上げたい。

最近は情緒的な部分が優先され過ぎているような気がしてなりません。


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