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日本産業の停滞は「NICs(二クス)、NIEs(ニーズ)」の台頭から始まった [どう受け止めたらいいのか]

産業革命を伴う水平分業への遷移は仕方がないことです。
それをどう迎え撃つかが経済政策、産業政策の腕の見せどころです。
日本でNICs(二クス)NIEs(ニーズ)の台頭の兆しが表れたのは1980年代後半のこと。

時はバブルのころで日本中が浮かれていました。
「重厚長大」から「軽薄短小」へと産業構造の変化を形容する学者さんもいらっしゃいました。

しかし、問題なのは、日本の産業が方向感を失い、「軽薄短小」の肝を見いだせなかったことから今の日本経済の低迷へとつながるのでしょう。

日米円ドル委員会」などで日本の行き過ぎをアメリカに警告され市場開放に向かっていったのもこの頃です。
今振り返れば,
「防戦一方でしたたかな攻めができなかった」
ということもあるでしょう。

参院選を前に「消費税が日本の景気低迷の原因だ」などと訴える政党もあるようですが、やはり日本の油断の結果とみるほうがいいでしょう。


それで対策はというと、
命のビジネス」「命に通じるビジネス」に力を入れることです。

例えば、
農業(食料の輸出、缶詰化)
医療
介護(特に機械によるサポートの強化)
等々、そこにはAI(IT)も半導体も当然必要になってきます。
これらは国際的なマーケットが待っています。


(参考)
NICs:Newly Industrialized Countries(新興工業諸国)
NIEs:Newly Industrialized Economies(新興工業国・地域群)


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