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「中堅社員」は誰が育てる [仕事についてのエトセトラ]


「賃上げ」気運が日本中に浸透してきました。

ところでどなたのお給料も引き上げられるのでしょうか?
給与ベースは一度引き上げると引き下げるのはなかなか難しいものです。
いわゆる不利益変更になってしまうからです。

特に業績が悪化したらどうしましょう
おそらく「時間外労働の削減」による給与減や「希望退職を募る」的な人件費・従業員減らしが起こるでしょう。

「賃上げ」とセットで「給与制度の変更」を行う企業も増えてくることでしょう。
最近は「今まで以上に若い店長」などと言う話もニュースになってきました。

そこで浮き彫りになるのは「中途半端な中堅社員」の皆さんの処遇です。
特に「伸び悩んでいる」中堅社員の方は使い勝手が悪い状況が生まれてきます
例えば、
ベテラン面が抜けない
技術や体制変化についていけない
若い部下に使われる
と言った状況が生まれてしまいます。

定年間際の社員さんなら「ある程度の諦め」「相応の組織対応」ができているものです。
しかし「本来なら脂がのっている」「ベテランだと思っていた」社員さんを直撃します。
家族構成を見ても「もの入り」の世代になってきているはずです。
今は「子育て」にばかり光が当たっていますが「大きな子育て」には政府は支援してくれないかもしれません。


すでに課題が顕在化しているのは中堅社員さんの伸び悩みです。
新人さんをはじめとした若手は先輩や上司や同僚に相談したり教えてもらうこともできます
しかし30歳を超えてくるとこの「教えてもらう」が苦手な方も多いようです。
若手がどんどん成長してきても彼らは年長者には遠慮します。
ポストが入れ替わったら容赦なく厳しい要求をしてきます。
銀行がいい例ですが「機械化」にはかないません

30歳を越えたら「自分の伸びしろの確認」「身の処し方」を考えないと下剋上が始まります。
「どこの大学を出た」など関係ありません。
転職・副職は必ずしも今以上の好待遇になるというわけでもありません。
生活ぶりにも課題が生まれてきます。
親と一緒に住む」などと言うことも視野に入れなければいけません。

「賃上げ」が第一段階だとすれば、「働き方」が第2段階、「暮らし方」が第3段階・・・
人生のステップは次々とやってきます。




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