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宅配便の「再配達」は料金を取るべき [無駄の効用かやっぱり無駄か]

「宅配便」の再配達の非効率が話題になり始めました。
漸くです。

先日、若い宅配業者の方と話しました。
軽バンで「ヤマト」や「佐川」や「日本郵便」などの宅配の委託を受けている個人営業の業者さんです。

私の持論を話しながら彼の反応を確認するというやり方です。

例えば、

1.再配達料金はちゃんと受け取った人あるいは宅配ボックスを持っている人が負担している

①「再配達」も「一発配達」も料金は同じ
②と言うことは「一発配達」の人がペナルティを受けていることになる
③一発配達は100円引き、再配達一発は100円加算、再々配達は200円加算と言った手数料体系を作るべき
④「一発配達」「宅配ボックス」あるいは「コンビニ受取」などにメリットがないと改善はしない


2.ネット通販サイトの配達時間を明確にすること

①時間指定をしないと自動的に「業者さんにお任せ」になってしまうことが再配達を増やしている
②宅配業者さんならわかる「在宅率の高い時間帯」に誘導するように「元受け」からネット業者さんに交渉すること
※お任せで再配達をしているのなら「なにをかいわんや」状態
⇒業者さんに自由度を持たせたメリットが最近では再配達が増えるという悪循環になってしまっている
⇒結果的に「委託配達の個人事業者さん」は朝から夜までと働く時間が延びている


3.インターホンを鳴らされても「トイレに行っている」時もある

①送り状の配達先に「電話番号の記載」があるならインターホンよりまず「玄関先での電話」がいいのかも
②そうでなければ送り状の配達先に「電話番号」を記載させる意義がよくわからない

4.受取側も少々の「配達遅延」は我慢すること

①交通渋滞もある
②時間指定が増えればそれだけ配達時間も増える
のですから

5.時間指定が増えると配達委託先(下請け先)をその時間帯に集中させる必要はある

①「副業」的に考える人のビジネスチャンスが広がるメリットも


6.「スピード配達」で交通事故や違反を起こすよりも順法で「確実な配達」を目指すこと

①個人事業者の場合は「事故」「違反」は自己責任になり結局大損
②たった一度の「事故」、ブルー免許による「コストアップ」と言う損


7.「生活保護」制度に弾力性を持たせないと「体力勝負」や「事故」の影響を受ける個人配送業者さんは生活不安を伴う

①「生活保護」制度は「超高齢で所得がない」「回復見込みの薄い重病で所得がない」人たちへの制度と言うイメージが強く利用はしづらい
②「準生活保護」(生活保護簡易型)制度でもあれば「一時的な失業」「短期の病気治療」などの不安が軽減できる
③マスコミも政治家もなぜか「生活保護」制度の見直しや現状把握をやりたがらない


8.時間とカネがあれば「パソコン」に習熟すること

①今の仕事はスマホがあればできるが、「転職」をせざるを得ない時にはパソコンが使えるかどうかで選択肢が変わる(いわゆる手に職)
②おそらく「英会話」「英語」が日常生活に使えるかどうかも選択肢の拡大につながる
③転職に関係なくパソコンの方が広い視野の可能性があり「全体像」(配達地域のこと)がわかりやすい
④年齢とともに「視力」「指先の器用さ」に難も生じるのでパソコンが使えれば負担軽減になる


9.資金移動は必ず銀行口座を経由しお金の履歴を残す

①税務調査
②金銭トラブル
の時に対応がやりやすいし、履歴がわからないと「負ける」ことも多い


これから迎える日本社会
高齢者の滞留(高齢者の増加)⇒ 宅配は増える
人手不足社会 ⇒ 人手の取り合い = 宅配業者は増えるのか減るのかそれとも現状維持なのか
「一人暮らし」、「日中留守」は増える
便利な都会は24時間社会になる ⇒ 定型化が難しくすべてサービス頼みだと業界は疲弊してしまう
⑤「田んぼのカエルがうるさい」と農家に苦情を訴える人も出てきたということは「苦情は形を変えて増える」時代です ⇒ 苦情は手間と時間が想定以上にかかります

そんな視点からアプローチしないと将来像に不安を残してしまいそうです。

彼に付言したのは
一人で狼煙を上げないこと
※今の日本は狼煙を上げた人は干されやすい
同業者仲間(少なくとも10人くらい)と課題を共有化して改善策を練ること
③事業は経済的リスクを伴うので「金利に関わらず」「貯金をすること
※元本が少ない人は金利の影響は小さい(まず元金を増やすこと優先)
若いうちに「お金を貯める癖」をつけないと一生お金はたまらない
手許金が多いと仕事に余裕ができる

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