来年の「テーマ」にしたい言葉 [仕事についてのエトセトラ]
ここ20年くらい言い続けている言葉があります。
聞く人にも時に新鮮な響きになっているようです。
極めて単純です。
「せっかち」
「細かい」
「くどい」
の三つです。
私が仕事を通じて見て来た「成功者」にはこの三つが必ず備わっていました。
「ゆとり」とか「癒し」となどという文学的な表現がもてはやされる昨今ですが、やはりビジネスの現場では「厳しい思い」も必要です。
「なーんだ。嫌われるオヤジのタイプベスト3じゃないか」とおしゃる方もいらっしゃるかとは思いますが、
それぞれを別の言葉で言い換えてみましょう。
1.「せっかち」
似たような言葉に「おっちょこちょい」というのがありますが、その軽さではありません。
別の言葉で言えば「クイックレスポンス」。
「もらった『たま』は早めに返す」ことで身軽なスタンスにしておくことです。
できる事なら即やる。
できない事やわからない事は見たり聞いたり教えてもらったりする。
ということです。
時間は止まってきませんから、早く取り組むことで次から次にやって来る難題を捌いていくことです。
「働き方改革」というものの、これができないと「休暇」も取れません。
2.「細かい」
言い換えると「緻密」ということです。
仕事の質感を高めないと「競争」には勝てません。
仕事・生産物を見ると「気づかい」「気配り」が感じられることこそ「いい仕事」につながるはずです。
3.「くどい」
言い換えると「徹底」という言葉です。
私が尊敬する経営者の方の座右には絶えず「凡事徹底」という言葉がありました。
皆様におかれても、家を出るときには「ひょっとして、ガスの元栓締めたかな?」とか「あの電気消したかな?」とか「あそこの窓は閉めたかな?」とか「鍵はかけたかな?」とか気になって、おうちに引き返されたご経験がおありだと思います。
帰ってみると大概はちゃんと閉まってたりするものですが。。。。。
ビジネスには「タラレバ」はありません。この徹底振りこそが高品質を生み、コスト削減を生んできたのです。
社会環境が静かに激変している中にあっても「仕事のやり方」はそうそうは大きくは変わらないはずです。
「せっかち」「細かい」「くどい」が仕事の「仕組み」や「取り組み方」に盛り込まれているか?盛り込んでいるか?そういうことも考えてみたらいかがでしょう。
「そういえば。。。。」があるかもしれません。