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「人手不足」の解消は「給料が高い人の仕事量と仕事の質」で決まる [仕事についてのエトセトラ]

日本全国「人手不足」の様相です。

東京でも地方でも。。。。。
そういう状況でも「景気がいい」というお話はどうも浸透していないところもあるようです。


少し不思議なのは、「人手不足」と言いつつ、「どういう職業」が、「どういう職種」がという点が伝わってこないことです。

例えば、
①定年退職者が増えて補充が追い付かない
②若い人(新卒等)の退職が多くて補充がきかない
③売上増、仕事増なのに「働き手」がいない
④特定の「資格者」がいない
⑤「3K職場」が嫌われている

等々、「人手不足」の原因や実情には差があるはずです。

そういうことを分析し対策を取らない限り「人手不足」の改善はなかなかやりにくいものがあります。


昨日は銀行に行きました。
どうみても「お客様」よりも「行員様」の方が多い様子ですが、いわゆる「手がのろい」「リーダー(管理職)の目が届いていない」雰囲気です。

※大手銀行業界が万人単位で人員削減を行う事情が見て取れるようです。


私についていえば、「フロアレディ」「フロアおじさん」の方が声をかけてきます。
余計なお世話です。
そんなに難しい取引はしません。
「あんたらに言われなくても一人でできるもん」状態です。


「自動伝票作成機」を使って書類を作成したのですが、「受付番号」が飛ばされ、なぜか私より後から来た人の方が優先です。
これでは「自動伝票作成」した意味がありません。


とにかく「手が遅い」「慇懃無礼なだけ」という状況に私には見えました。
過去の経験で言えば、「このお客様の数でどうしてこんなにのろいのだろう?」「手際が悪すぎる」と思えてしまいます。


私の悪い癖ですが、こういうお店に入ると必ず「偉い人」(たぶん給料が高そうな人)が何をしているのか?を探してしまいます。

姿が見えません。これではいわゆる「平の人」の仕事の段取りの悪さは改善されないだろうなと思った次第です。

「働き方改革」と言われていますが、「給料の高い人」「責任ある立場の人」の「仕事量」や「仕事の質」が変わらない限り、忙しさは変わらないと思います。


統計的な現象面で言えば、
①団塊世代(昭和22年~24年生まれ)の多くが定年を迎え、労働市場から退出しようとしています。
②団塊世代の次の世代である、昭和20年代後半~30年代前半世代も定年を迎えつつあります。
③新卒の30%が3年以内に退職するとも言われています。
④大学進学率が50%を超えた現在、現場を支える労働力が少なくなってしまったのも頷けます。


景気が回復して「仕事が増加し人手が足りない」というのなら「きっと賃金も上がりうれしい悲鳴も上がる」ことでしょう。

もしそうでないとしたら、一人当たりの「仕事の量」や「仕事の質」を点検し隘路への対策を講じた人たちが生き残っていくような気がします。


まず何よりも、「給料が高い人」の「仕事の量」「仕事の質」を点検してみると面白いことがわかるかもしれません。

「少子化」「若者が少ない」「価値観が多様化した」と言われる現在においては「あるべき姿」や「あたり前」が通用しないことも多いのではないでしょうか。。。。。
しかし、「基本」は変わらないはず

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