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地方議会議員の成り手不足の一因は「選挙運動の面倒くささ」もあるはず [少し政治的な話を。。。。]

近年「地方議会議員の成り手がない」という話をよく聞きます。

そしてその原因の一つが「報酬が安すぎる」というような話があるとか。。。


本当でしょうか?
・実働日数の少なさ
・「政務活動費」の存在
等を考えれば、政治活動に意欲的な方なら「報酬」云々などさほど問題ではないのではないでしょうか!


おそらくいろいろな複合的な要因があるのだと思いますが、何よりも、

「選挙活動が面倒でかつ費用が掛かる」ことが最大の問題なのではないか

と思います。


〇選挙事務所の開設

〇ポスター・看板の用意

〇選挙カー・スピーカ―の用意

〇いわゆる「ウグイス嬢」や「ポスター張り」スタッフ集め

等だけでもかなりの手間と金額になるはずです。


無所属で立候補するとなれば、すべて自己資金ですから経済的な負担も相当のものです。
~「当選したら元が取れる」と業界では言われているようです。

また、政党所属で立候補すると「政党」が準備・応援してくれるようですが、これはあの「政党助成金」という税金から用立てられているはずです。

こんな風に考えると、一市民が無所属で立候補することなど「腹立たしくなってくる」人だって生まれてしまいます。



そして、選挙制度の改正で「期日前投票」も認められました。
公示の翌日から投票できる制度で、利用者が毎回増えているようです。


短い選挙運動期間に加え「期日前投票」で事実上「投票が済んだ人に選挙演説をする」ような選挙になってしまいました。

こんな選挙制度で身分の保証されていない選挙にあなたなら立候補なさいますか?


有権者からすれば、「選挙カーでの名前の連呼」などなくても一向に困りません。ポスターも特に不要です。

公の機関が投票日までの間に何回か「選挙公報を発行する」

「期日前投票」の開始日をずらす(公示から日数を空ける)

「立合演説会」を公の機関が設ける

公の立候補サイトを充実させる

ことで結構です。

政治に関心のある方は多いと思いますが、こういう選挙のやり方が面倒くさく、結果として「立候補者が少ない」あるいは「無投票」というようなことが起きてしまうのではないでしょうか。。。




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