「地域おこし」に「はて?」と言ってみませんか? [どう受け止めたらいいのか]
昨日(2018.2.20)の新聞に東京都内のある区で「地域おこし事業案」を募集しているというような記事が載っていました。
「うむ?」
と思って、その区のホームページを見たら、
区では、未来に向けた夢のあるまちづくりの実現に向け、区民参加と協働のさらなる推進を図るため、区民の自由な発想で未来の〇〇の発展につながる事業を、区との協働により実施する、「地域おこしプロジェクト」を実施しています。
今回、平成30年度から実施する事業企画を募集します。
選定された事業には、補助金(最長3年度)を交付するほか、区職員が協働することで、持続可能で社会的に広がりのある事業展開を目指します。
<対象事業>
募集する事業はつぎの二類型のいずれかに当てはまるものとします。
①魅力創造型プロジェクト
文化・芸術、観光振興、名産品開発など、〇〇の地域が持つ可能性を引き出し、〇〇ならではの魅力を創造、充実する事業
②地域の課題解決型プロジェクト
子育て、高齢者、障害者等支援、環境、教育など、様々な分野における地域の課題を解決することで、住み良い街の実現を図る事業
<補助金額>
・1年度あたり100万円まで(補助率10/10)
100万円を超える場合は、100万円を上限とします。
※注釈:総予算額:300万円
<区職員の派遣>
補助金交付のほか、必要に応じて区の関係部署等と連携を図るとともに、区職員を配置します。
区職員は、企画・立案・実施の各段階で、ともに考え、ともに行動しながら、発展的な事業展開を目指し、支援します。
と。
※「募集要項」の中の「プロジェクト推進担当区職員の配置」という項目には、
■ 団体と区が協働で取り組むため、審査により選定された事業ごとに、プロジェクト推進担当となる若手区職員を配置します。
■ 区職員は企画・立案・実施の各段階でともに考え、ともに行動し、発展的な事業展開を目指します。
■ 区職員は、事業決定後に、区内部の公募により希望する職員を募ります。
というような説明もありました。
なんとなく意味や趣旨はわかります。
「良かれ」と思って熱心になさっている方も多いのでしょうからストレートに批判・批評することははばかられるのかもしれませんが、
●「大きな行政」を目指すのか「小さな行政」あるいは「きめ細かな行政」を目指すのかということなのかもしれませんが、「こういうこと」が「こういうやり方」が必要なのでしょうか?
●「たかが一件300万円なのだからいいんじゃないの?」ということでも日本全国でこういうことが行われ、さらには人手不足の中「公務員が増える」という状況になってしまいます。
●なぜ「若手の職員さん」なのでしょう?
●なぜ「公募」なのでしょう?
そういえば、「まち・ひと・しごと創生法」というのがあったのですね。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/info/h26-11-21/pdf/h261121-1.pdf
今、「日本の行政がやらなければいけないこと」あるいは「日本国民が行政に求めていること」の一つが「こういうやり方」であったり「こういうこと」であったりするのでしょうか?
「うむ?」
と思って、その区のホームページを見たら、
区では、未来に向けた夢のあるまちづくりの実現に向け、区民参加と協働のさらなる推進を図るため、区民の自由な発想で未来の〇〇の発展につながる事業を、区との協働により実施する、「地域おこしプロジェクト」を実施しています。
今回、平成30年度から実施する事業企画を募集します。
選定された事業には、補助金(最長3年度)を交付するほか、区職員が協働することで、持続可能で社会的に広がりのある事業展開を目指します。
<対象事業>
募集する事業はつぎの二類型のいずれかに当てはまるものとします。
①魅力創造型プロジェクト
文化・芸術、観光振興、名産品開発など、〇〇の地域が持つ可能性を引き出し、〇〇ならではの魅力を創造、充実する事業
②地域の課題解決型プロジェクト
子育て、高齢者、障害者等支援、環境、教育など、様々な分野における地域の課題を解決することで、住み良い街の実現を図る事業
<補助金額>
・1年度あたり100万円まで(補助率10/10)
100万円を超える場合は、100万円を上限とします。
※注釈:総予算額:300万円
<区職員の派遣>
補助金交付のほか、必要に応じて区の関係部署等と連携を図るとともに、区職員を配置します。
区職員は、企画・立案・実施の各段階で、ともに考え、ともに行動しながら、発展的な事業展開を目指し、支援します。
と。
※「募集要項」の中の「プロジェクト推進担当区職員の配置」という項目には、
■ 団体と区が協働で取り組むため、審査により選定された事業ごとに、プロジェクト推進担当となる若手区職員を配置します。
■ 区職員は企画・立案・実施の各段階でともに考え、ともに行動し、発展的な事業展開を目指します。
■ 区職員は、事業決定後に、区内部の公募により希望する職員を募ります。
というような説明もありました。
なんとなく意味や趣旨はわかります。
「良かれ」と思って熱心になさっている方も多いのでしょうからストレートに批判・批評することははばかられるのかもしれませんが、
●「大きな行政」を目指すのか「小さな行政」あるいは「きめ細かな行政」を目指すのかということなのかもしれませんが、「こういうこと」が「こういうやり方」が必要なのでしょうか?
●「たかが一件300万円なのだからいいんじゃないの?」ということでも日本全国でこういうことが行われ、さらには人手不足の中「公務員が増える」という状況になってしまいます。
●なぜ「若手の職員さん」なのでしょう?
●なぜ「公募」なのでしょう?
そういえば、「まち・ひと・しごと創生法」というのがあったのですね。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/info/h26-11-21/pdf/h261121-1.pdf
今、「日本の行政がやらなければいけないこと」あるいは「日本国民が行政に求めていること」の一つが「こういうやり方」であったり「こういうこと」であったりするのでしょうか?