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「婚活」に思う [どう受け止めたらいいのか]

世の中には、「ズバリ!」と答えを出したり「こうじゃないの」とアドバイスしたりがうまくできないこともあるものです。
そういうことには「お金で解決する」という言葉にもなじまないものがあります。

たとえば「婚活」。


先日20代の女性の方とお話しする機会がありました。
彼女曰く、
早く結婚したい
子どもも欲しい
でも、「婚活」はうまくいかない
と。。。


このボヤキにも似た話にはさすがに答えもアドバイスも思い浮かびません。

●ひょっとして、「みんなに人気のある人」「誰からも好かれるような人」を求めていないか?
●相手が仕事する姿を思い浮かべた(見た)ことはないでしょう。
と聞いてみました。

少し納得のようです。

かつては「職場結婚」という魅惑的なあり様も存在しました。
しかしながら、
・職場では年恰好のバランスのいい若い男女が減りました
・「チームで仕事をする」ということも少なくなりました
・進学率の高まりは「いい友達」を増やしてしまったのかもしれません
・「母性本能をくすぐる」という言葉もありました

今の世の中は「優しい」「思いやりがある」等のある意味当たり障りのない耳にやさしい言葉が選ばれがちです。

それがいいとか悪いとかと言う評価にはなじまないとは思いますが、そういう情緒的な言葉にあまりにも囚われすぎているのかもしれません。

元来どうであったかということを教えることは難しいですが、古典的な評価に囚われながらも「昔とは違う」とか「自由だ」という考え方で線を引きたがっている自分がいるのかもしれません。


私が思うのは、
男と女が一つ屋根の下で一緒に暮らすのは楽しく面白い
大きいか小さいかという振幅の差はあるが、凸凹(でこぼこ)の組み合わせ探しも面白い
「男性が女性を養う」という一方的な価値観に寄るのではなく、それぞれの特性を活かしながら共生する
と世の中全体が思うようになれば少しは状況も変わって来るのではないかということです。

「婚活」とは「結婚活動」ということのようです。
ある時ある部分だけを切り出して考えてしまう愚に陥っているのかもしれません。


もう少し「動物的」「本能的」にチャレンジすることも求められているのかもしれません。
「男」と「女」、「女」と「男」、失敗を恐れずに「熱くなる」ことがあってもいいのかもしれません。


ただし、きっと答えはないのでしょう。

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