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永平寺で「緩い」と思った3つのこと [どう受け止めたらいいのか]

これは私の美学に照らしてそう思ったということです。
「そんな細かいことを。。。」とおっしゃる方もあるかもしれません。
ただ、「一事が万事」ということもあります。

先日「永平寺」を訪ねた時「えっ」と思ったことがあります。
永平寺」は曹洞宗の総本山の一つなのできっと森閑とした中で「ピリッ」としたものがあるだろうと思い込んでいました。
https://daihonzan-eiheiji.com/
https://www.sotozen-net.or.jp/soto/honzan

「禅宗」という響きの中に、まさか「緩い」雰囲気があるとは思いませんでした。

(その1)
永平寺の参拝は、まず「吉祥閣(きちじょうかく)」という総受付から始まります。
その入り口には大きな「組子」細工の大衝立が飾られているのですが、その「組子」の前には2個の大きな段ボール箱が無造作に置いてありその中には来客(参拝者)用のスリッパが詰め込んでありました。
「組子」がかわいそうでした。
http://www.dentousyokunin.com/10_yokota.html
「組子」のことを修行僧の何人かにお尋ねしても「そんなものありましたか?」状態のお返事が返ってきました。残念。
IMG_2696-01.JPG
※これは裏側です
https://www.nhk.or.jp/nagano/teshigoto/100311.html


(その2)
私はほぼ朝一番の参拝客でした。
まだ回廊を周ることができず、納骨や祈願の受付場所である「総受付」のあたりをぶらぶらしていたのですが、朝の掃除が終わったばかりのカウンターのデスクマットがあきらかに曲がっていました。
「禅宗」の厳しい修行をなさっている皆さんならでは。。。。という雰囲気を期待したのですが。。。


(その3)
たしか「天井絵のある大広間」と呼ばれる「傘松閣」(さんしょうかく)でのことでした。
正面の壁には貫主様の大きな写真がかかっていました。
いろいろ事情はあるのでしょうがなんとなく似つかわしくないと思ったのはきっと私だけでしょう。


http://zen-eiheiji.jp/eiheiji/garan/

ただ、この三つがあるから「もう二度と行きたくない」というわけでもなく「また行きたい」と思うのに十分な大伽藍でした


さて、皆様はいかがお思いでしょうか?

「宗教が教える心」が実生活の中にとけ込んでいるような、垣間見えるような姿が凡夫の私は好きです。



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