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住民不在の「地域おこし」 [どう受け止めたらいいのか]

今回のGWは、「地域おこし」としてマスコミやネットで宣伝されている場所に何カ所か行ってきました。


一つは、「歴史上の人物」にゆかりの土地柄のところ
一つは、NPOが「地域おこし」の一つとして頑張っていらっしゃるところ

一つは、「行政がいろいろとアナウンス」をし、「マスコミが何度も取り上げ」ているところ

一つは、かねてから「施設」がある場所を知事が急に持ち上げたところ

等々。


「町おこし」は明らかにその場所で行われている様子でしたが、その地域にお住いの住民のみな様にいろいろとお尋ねすると「詳しいことはわからない」という言葉が多数の方から返ってきました。


ある古老は「自分たちが生まれ育った時から語り継がれている話とは別の話になっている」とご不満の様子です。

ある団塊人の方は「うそでしょ、そんなこと知らなんだ。この土地はとにかく仲が悪いのであっちこっちで別々にいろいろやっている」と。
思わず「あれがそうですよ」とモニュメントのことを教えてあげた次第です。

またある行政マンをして「地域の多くの方はおそらく何のことかご存じない人が多いと思う」とも。


いわゆる「地域おこし巡り」は疲れてしまいました
とにかく「深みがありません」。


風物詩」とか「歴史上の物事」とか「明らかに地形由来のもの」とか「伝統的なもの」のほうが安心感があるようです。


税金を何かとお使いのみな様はどこまでこのことをご存じなのでしょう。
「地域のために」を合言葉に頑張っていらっしゃる方の中には、最初からボタンが掛け違っている方もいらっしゃるのかもしれないと思ってしまいました。


批判は成功の肥やし」となるといいのですが。。。。


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