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「運転免許」返納その後 [どう受け止めたらいいのか]


「自動車の運転好き」な人にとって心配の種は「運転免許」の返納の問題があります。


地方に旅した時、何人かの80代後半の男性と話しました。
どなたも私が18歳で運転免許を取得した時よりも以前からの運転免許保有者です

(Aさんの場合)
この集落で最年長の運転者になってしまった。
家族からは「遠出はしないように」と言われている。
百姓をするからには「軽トラ」が手放せない。
体力は落ちているものの認知症の諸症状はないようです。


(Bさんの場合)
前回の「認知機能検査」ではすべて合格だった。
「免許返納」は気になるが地方では車は必需品。
何年も前、路線バスの説明会が大型バスの買い替え導入の話を聞いた際、「マイクロバス等の小型のバスを導入して小回りの利く路線バスにしてほしい」と提案したところ「すでに大型バスの購入を決めておりできない」との回答だった。「説明会」ではなく「報告会」だった。


(Cさんの場合)
家族に薦められて「免許返納」の予定。近々自家用車を廃車にする。
息子は「電動アシスト自転車を買ってやる」と言ってくれたが、娘が「年取ってからの理始めるのは危ない」と反対。
自宅から少し離れたところにある「畑(家庭菜園)」にどうやって行こうか思案中である。
まぁ、車の車検代や保険料などの維持費はいらなくなる。

※電動アシスト自転車については
・サドルの低いもの
・できれば三輪車のように安定感のあるもの
・「充電池」は複数必要かもしれない
・国道等で広い歩道のない所での自転車は危ない
と私より進言。


さてさて他人ごとではありません。
私だっていつか行く道です。

「免許返納」の特典はいろいろあるようですが、小回りの利く公共交通機関(※)がない限りはやはり「生きがいを奪い」「出不精になってしまい」そうです
居住人口に応じた交通頻度」と「家の近くまでやってくる公共交通手段」が必要です。
たとえば、曜日を決めてでもハイエースやセレナのようなワンボックスカーが病院と商店街を巡回してくれるような体制が急がれます

運転免許返納の特典
http://www.zensiren.or.jp/kourei/return/relist.html
「高齢者運転者支援サイト」(一般社団法人 全日本指定自動車教習所協会連合会)より。

ただ、「タクシーや路線バスなどの優待」を受けても「夜間」などは動けないし「各種施設の優待」もそこまでどうやって行くの?というのも実情です。


昔々、自家用車の普及率が低かった頃を思い出しながら、「何が必要なのか?」「何を我慢するのか?」を実情に合わせながら考えていかなければいけません


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