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「ボーナス」は業績を映す鏡~「契約社員」はどうしよう? [どう受け止めたらいいのか]


全国チェーンのお店の店員さんと話していて「はっと」してしまいました。

ところで「あなたは正社員なのですか?」と聞くと、「私は契約社員です。もう20年近くこの仕事をやっている」と店員さんは教えてくれました。

彼女の口調は「私はパートでも派遣でもない」と言いたそうな様子でした。
「正社員と契約社員は何が違うの?」と聞くと、「ボーナスがないんですよ」と。
「それなら年棒制なの?」と聞き返すと、「そうではなく時給制」だとか。。。。。


アベノミクスの一環としてしきりに「賃上げ」を強調されるのもこういう事情があるからかもしれません。
ボーナスのない働き方が増えている」ということだと納得できそうです。
彼・彼女の皆さんは最低賃金以上の基準給与なのでしょうから「最低賃金」が切り上がっても影響はないのかもしれません。


「ボーナス」には業績反映という側面があります。
その部門の業績寄与度が高ければより多くのボーナスファンド(財源)が配られ、その部門の中の業績向上への寄与度の高い人に傾斜的に配分されるのがボーナスです。
ボーナスでメリハリをつけて行くということで業績向上への一体感も高まるというものでした。

「人手不足」と言われても他の職場に移るのはそうそうは簡単でもないはずです。「雇用の維持」という働き方を選んでいるのかもしれません。
私がそのお店にいた一時間ほどの間、その売り場で買い物をした人はありませんでした。
「業績」に目を向けるとその売り場そのものがなくなってしまうのかもしれません。


先日は「公務員のボーナス」支給のニュースが流れていました。
「民間給与」に比べたアップもあったようです。
これでは公務員の増員が繰り返されてしまいます。

「人手不足ニッポン」の解決策の一つには、「なくてもいい仕事を減らす」ということも必要かもしれません。


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