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「避難」をなめていた [みんなうすうす気づいている]

昨日まで中国地方にいました。

今回の豪雨も現地で体験しました。

多くの死者や行方不明者を出した地域の皆さんがテレビの取材の中でおっしゃっていたのは、

避難」をなめていた

ということです。


私も似たようなことを聞きました。

アラ90歳のおばぁちゃんの言葉です。

避難訓練の時はちゃんと避難所に行きました。
ただ今回は、

①足も腰も悪いので避難所まで歩いて行くのはしんどい

②夜になってから「避難しろ」と言われても一人ではいけない

③そもそも「避難所」の信頼度が低い。あそこなら自宅のほうが安全だと思う



おそらく行政の方の動きも鈍かったのだと思います。

「避難訓練」はある程度のタイムスケジュールができていて、それに従って行った

「避難」の呼びかけも抽象的で危機感が迫っていない

「地震」の場合は事後避難ですが、「大雨」とか「台風」とか「大雪」は事前避難であり、「まさか」と「空振りでも」の線引きがむつかしい

消防団の皆さんも普段着姿の方が多く、「彼を信じていいのか?」問題も発生します

「防災無線」が聞き取りにくいのと、そもそも冗長的で何を言っているのかよくわからない
~簡潔、反復が基本でしょう

消防団長には
・腕章でも帽子でも何でもいいので区別が必要
・豪雨という発想しかないようだが「火事」が合わせて起こったらどうするのか?
・テレビで報じられるほどの被害もなかったことから意外と暇そうになさっていました。その際には「とにかく気づいた課題をメモして置いたらどうだ」
等々提案しておきました。

意外と「水の準備(備蓄)」が少ない
~皆さん雨水をバケツに汲んでいらっしゃいました

「車」で自転車のように行き来なさる方が多かったのですが、「地震」で道路が寸断された時はどうするのか?という発想がない

ヘリコプターは近づけるのか?

「あそこはいつも」「あそこは以前も」(土砂が崩れる、増水する等)という声が聞かれました

等々気になることも相応にありました。



さぁ、皆さんも自分ごととしてテレビや新聞の報道をご覧になったらいかがでしょうか?


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