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「野党」はなぜ支持率が低いのか? [少し政治的な話を。。。。]


野党の支持率が低迷しているようです。


日本の将来を担う政治家の皆さんは今の政治の状況をどのように受け止めていらっしゃるのでしょうか?
政権交代のある「二大政党制」を目指すなどと言っていた時代がありましたが、政治の世界のこの閉塞感はどのように受け止めたらいいのでしょうか?

さて、旧民主党を中心とする野党勢力には何が足りないのでしょうか?
それはなぜでしょうか。。。。


旧民主党を中心とする野党の勢いに魅力がない(=支持率が低い)事情を考えてみました。

1.「政治主導」という「船頭多くして船山に登る」ような動き方

政権取得時の「政治主導」という言葉が足枷になっているようです。
野党になった今も「オレがオレが」の人が多すぎるようです。


2.「政治」と「行政」の区別ができていない

「政権」を取るということは行政を司る=行政組織を動かすということです。
あれほどまでに優秀な「官僚・公務員」をどう動かすかという運営力が見えてきません。

もし「政権与党」となるのなら「行政を運営する」という発想が必要です。


3.「重箱の隅の並べ方」の議論ではなく「どういう重箱にするか」が必要

「森友」「加計」などの問題に特徴的ですが、検察官的に「悪を糾弾する」ことばかりです。
政治の世界を語るのなら「なぜそれがよくないのか?」「こういう方法があったのではないか?」と対案と比べながら「なんでそんなことをやっているの?」「私たちならこうしますよ」をセットで主張していく必要がありました。

つまり、幕の内弁当の「おかず」の並べ方が悪いという議論ばかりです。
その「おかず」が必要であったのか?こういうメニューのほうがよかったのではないか?という話が聞きたかったのです。

例えば、「獣医師が足りない」のが事実なら、国立大学の獣医学科や農学部の拡充を引き合いに出し「加計がなぜ必要だったのか?」を問う方がわかりやすかったはずです。


4.労働組合の組織率が低下している中どういう支持母体を求めるのかが不明

「労働組合」の組織率はもはや20%を切っています。
また、往年の「組合活動家」の皆さんもご高齢になりました。
そういう時代背景を分析した動きが伝わってきません。


5.とにもかくにも「地方」への浸透度が低い

なんだかんだと言っても「豊かな日本」です。
多くの国民の関心事は5年後10年後15年後。。。。の自分たちの暮らしぶりです。
その「絵」を見せてくださる方がいらっしゃいません。

いつまでも「経営者層」「富裕層」=自民党、「労働者層」=野党という色分けでいいわけがありません。
にもかかわらず地方では相変わらずそういう色分け意識が強いままです。



どうすればいいのか?」という問いに対しては「なぜ支持率が低迷しているのか?」の分析の答えをどう評価し、どう動くかではないでしょうか!
「今までの日本」「今日の日本」の姿を通じてより良い「明日の日本」の姿を語り動くことではないでしょうか!



今の安倍政治の特徴は
①「言葉の遊び」行政
②個々の「政策に成功がなく」次から次へと「手が広がる」ばかり
③お友達によって構成された「有識者会議」重視の「お友達のための規制緩和
④手の届かない「外遊」で塗されてしまう
ということではないでしょうか。。。。。

多くの国民の皆さんはおそらく自民党総裁選にも関心は薄く「目新しさ」とか「安定」だけが議論になるはずです。


野党議員の皆さん!
野党支持者の皆さん!
「原理原則」をもう少し勉強しましょうよ。
「津々浦々」をもう少し歩きましょうよ。

そして「がんばっている人」は政治に深入りしないということも理解して下さい。





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