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「戦争の惨禍や無念」を伝える番組や記事を今に活かさなければいけない [どう受け止めたらいいのか]

この時期「戦争の悲惨さや無念さ」を伝える番組や記事や投稿をよく目にしますが、自民党総裁選などでは「憲法9条改正」が取上げられています。戦争を知らない世代としては戸惑ってしまうというのが正直な感想です。


昨日放送された、NHKスペシャル「ノモンハン 責任なき戦い」(2018.08.15(水)午後7時30分~8時43分 )という番組には涙というよりも「戦争でお亡くなりになった方々の無念さ」を思うと怒りに似たものがこみ上げてきました。
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20180815

戦争体験を知る日本人が減り「生の戦争体験」を聞くことすらままならなくなっていこうとする今、NHKの秀作でした。

※再放送:2018年8月16日(木)午前1時00分~1時45分(15日深夜)


さて、新聞各紙も、

「戦後73年とアジア 未来へ向け記憶を紡ぐ」(18.8.15 朝日新聞)
「終戦の日 惨禍を次代へどう語り継ぐか」(18.8.15 読売新聞)
「終戦の日を迎えて 記録を尊ぶ国でありたい」(18.8.15 毎日新聞)
「歴史を知り日本の針路に生かそう」 (18.8.15 日本経済新聞)
「終戦の日に考える 平和をつくるために」(18.8.15 東京新聞)
「終戦の日を前に 国家は国民を守るのか」(18.8.14 東京新聞)

と社説で論陣を張っていらっしゃいます。

しかしながら、現下の「政治家の皆さんの発言」あるいは「自民党総裁選を踏まえた議論」等を垣間見る限りでは、過去の悲惨な体験をどう活かすかが伝わってきません。


戦争は政府にとっては政治であり勝敗であるのだろうが、家族や個人には人の生死でしかない。」(18.8.15東京新聞)

という言葉はどのように伝わって行くのでしょうか!

安倍首相は
「戦争の惨禍を二度と繰り返さない。歴史と謙虚に向き合い、どのような世にあっても、この決然たる誓いを貫く」
と「全国戦没者追悼式」で述べられましたが、必ずや政策に活かしていただきたいものです。



「全国戦没者追悼式」(18.8.15)での天皇陛下の言葉を書き留めておきたい。

戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ、ここに過去を顧み、深い反省とともに、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。

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