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「妬み」「嫉み」よりも「なにくそ」 [どう受け止めたらいいのか]


職制とか資格などが関係のない会議や議論に参加したことはありますか?


先日、地方の方の「会議」というか「勉強会」に参加しました。

議論の内容をよく聞くと、

●どう見ても論理的な意見ではない
●意見をよく聞いていると「妬み」とか「嫉み」的な部分が見え隠れしている
●結果、「反対のための反対」になっている

ようです。


妬み(ねたみ)」とか「嫉み」(そねみ)とか「僻み」(ひがみ)の区別は今一つよくわかりませんが、「他人が持つ優秀な点や自分にはないものあるいは厚遇」などにうらやましくあるいは悔しく思うような状況かもしれません。

そういう感情が先に立って「坊主憎けりゃ袈裟。。。」状態で議論に参加するあるいは参加しない人が生まれるようです。


しかしながらこういう人がいると議論は進みませんし、影響力の大きさによっては結論も疑わしくなってしまいます。



「組織」や「施策」が硬直化してしまうのにはこういう事情も大きく影響しているんだろうなと思うこともよくあります。


是々非々」とはよく言ったものです。

そして、そんなにうらやましく思うのなら「なにくそ!」と反骨精神をもって挑んでほしいものです。


上から目線」という言葉をよく見聞きする昨今ですが、私は「上から目線」の議論は大好きです。
何よりも「趣旨がわかりやすい」のが特長的です。
受け止める側が上手く消化すればいいだけではないでしょうか!



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「貴乃花親方の引退」と「ムラ社会」 [どう受け止めたらいいのか]

みなさんは「自分の葬式」の姿を考えたことはありますか?

私の場合は、

●近親者だけで執り行う(親子だけで可)
●香典等は受け取らない
●少しばかりの遺骨を先祖を祀る墓に入れてくれればいい
●法事等も適当でよい
●火葬はどこでやってもよい

ということを家族に申し伝えています。


最近は、私の周りでもいわゆる「家族葬」が増えました。
ご近所のお宅でも「お亡くなりになったことを後で知る」という状況が増えました。
「葬儀のご案内」もないのでお弔いに行くこともありません。(そういうケースが増えました。)


かつて、地域住民の間で

●葬式の世話
●火事の消火活動

以外のおつきあいをいっせいに絶つことを「村八分」と呼んだそうですが、「火事は消防署にお任せ」「「お葬式は家族葬」ということになれば、「村八分」という行動そのものがなくなっても不思議ではありません。


一連の「貴乃花親方」騒動を見聞きするにつけ、「大相撲にはまだ村八分のようなことが残っているのか?」と思わずにはいられません。


一門に所属しない親方は部屋を持つことが出来ない旨の決定がなされた
7月の協会理事会で、全ての親方は #5つある一門(出羽海、二所ノ関、高砂、時津風、伊勢ケ浜)のいずれかに所属することを確認

今回の「引退劇」の中で流れて来た話です。

●貴乃花親方は「頑固」で「独りよがり」で「言いだしたら人の話を聞かなく」て「譲らない」
●「事実無根」云々
●「弟子がかわいそう」

等々、なんだか矮小化された部分で「貴乃花親方」を非難なさる方もあるようですが、特に「弟子」はどうなっても「いじめられるはず」ですから「貴乃花親方の引退」そのものが問題とも思えません。

相撲協会の「透明化を図る」ために「一門制度」を強化するということなどは、どう見ても「ムラ社会」づくり、「補助金などの流れを曖昧にする」もの以外の何物でもありません。

「大相撲」という組織が一つしかない以上ずいぶんひどい話です。

※「一門に入らなくても」という話があったとしても、他の無所属親方が一門入りをしたことからもわかるように、相当の「圧力」があったものと思われます。



先般、地方の方10人くらいの会合に出席した時のことでした。
「家族葬」や「香典をもらわない」などと言うことなど考えられない。
というご意見ばかりでした。


とかく「人それぞれ」という言葉が日常的になった今日ですが、なぜ「もう少し自由度がないのか?」と思わざるをえません。

この会合の出席者は、全員が60歳以上の男性ばかりでした。
いわば「一族の親方」ばかりの会合です。

こういう硬直社会へ違和感を感じる若い人達もきっと多いことでしょう。
逆に、そういう社会からは人は離れてしまうということもいえます。


「葬式つき合い」よりも「生きているうちに行き来を」というのが私の考えです。




※この「貴乃花の引退」騒動のマスコミの取りあげ方も少し地味になったようです。
「踏み込んではいけない」「越えられない」壁をあえて越えないというスタンスがあるのかもしれません。





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「万歩計」をプレゼント [ライフスタイル]

「万歩計」はお持ちですか?

私自身は、以前は「スマホ」についているものを使っていたのですが、6月より写真のような「万歩計」を使っています。
※スマホを持ち歩くのは面倒臭いこともあります

IMG_4409②.jpg

小さいながら(5.5㎝×4.0㎝くらい)
・毎日の歩数
・過去一週間分の履歴
・今までのベスト3

の三つが表示できるようになったものです。
お店に行けば、カロリー標示ができるものもあるようですが、「まぁ、簡単なものがいいかな」ということでこれを選びました。

今は朝起きるとズボンのポケットにクリップで留めることにしています。
※一度だけ洗濯してしまいましたが「異状なく」今も毎日使っています。

私の場合はエクセルで管理表も作って、毎月の平均値なども書き留めています。

昨年の9月からウォーキングを始めて半年で「体重が5kg減り」、「体脂肪も減り」、「コレステロール値も大幅改善」という効果が出、今もその状態が続いています。

こんな話を各所でしていると「私も欲しい」的な視線を浴びることもあります。

そんなこんなで知人に一つ差し上げることに。。。。

彼女の話によれば、お孫さんから「おばぁちゃんは棺桶は特注しないといけない」などと言われているそうです。

そして、私が差し上げたこの「万歩計」をお孫さんをはじめご家族に見せたりして話題作りになっているそうです。

今日はその彼女から電話をいただきました。
こんな風に人から言われないとなかなかダイエットもできない。人間ドックの時のCTに難なく入れるよう頑張る」と。。。。

喜んでいただいているようです。


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おつきあいで「保険」に入る [保険の話]

知り合いに頼まれて「保険」に付き合うことになりました。

いわゆる「渡世の義理」というやつです。


私の場合は、生命保険、医療保険とも相応に入っているので本当は不要です。
それどころか「整理しよう」と先日も迷ったばかりです。


世の中にはこういう「不要なサービス業」も数多く存在します。
「まったく保険には入っていない」という人には「一つぐらいは。。。。」ということもありますが、本当に困ったものです。

「今月の実績がゼロ」ということなので、やむなく1年だけおつきあいすることに。
@月額1,000円としても12,000円は無駄かもしれない出費になってしまいます。


「預金をつきあって」なら負担にはなりませんが、こういうおつきあいはわれながら本当に情けなくなってしまいます。


そういえば「約款」も「重要事項説明書」もないので「それくらい下さいよ」とお願いしました。
商品的にも「?」と思うところもたくさんある商品でしたが、まぁ「おつきあい」です。
「サービス業」は手っ取り早いお仕事かもしれませんが、「不要なものには困りもの」というお仕事でもあるのです。

世の中が「人手不足」というのならこういうお仕事を減らすべきなのです。





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「自画自賛」のご商売はうまくいかない [仕事についてのエトセトラ]


企業金融の現場にいると「うまくいっている」ご商売と「うまくいかない」ご商売の境界線のようなものが見えてくることがよくあります。


特に「自画自賛」なさるご商売は「うまくいっていない」あるいは「うまくいかない」あるいは「長続きしない」ことが多いようです。

具体的には「うちのは美味しい」「わが社のは売れる」的に「お前が言うなよ」的な自画自賛です。

ご商売には必ずお客さんがいます。
このお客様が「これは美味しい」「これはいい商品」と言っていただいてこそ「売れる」「流行る」「長続きする」のです。

さらに言うと「マスコミ」が囃し立てることの多くも上手くいかないことが多いようです。
なぜかというと「個々のご商売」に悪口(悪評価)をすることはないからです。


私がお付き合いをさせていただいた業績のいい企業経営者の皆さんは「小心」「不安」な側面を覗かせる方がとても多かったです。


どんなに売れていても(流行っていても)、「いつまで続くだろうか?」という心配事と隣り合わせです。

新規出店、新製品の販売等々についても同様です。


いい企業は「評価を直接言ってくれる人たち」を持っています。
首尾よく行かない企業を振り返ると、「とかくYESマンが多い」と言われるようなことは間々あることです。

かつて銀行は「辛口」でした。
今の銀行がこういう役目をどこまで担っているのでしょうか?


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「佇まい」を楽しむ旅 [旅紀行・県民性の謎]

「車中泊」はかなり退屈です。

狭い空間では「寝る」ことくらいしかすることもありません。
キャンピングカーではないですからかなり窮屈です。
車の中には、毛布やクッションなどを多めに積み込んでおきます。
せいぜいラジオを聞いたり、ドライブレコーダーの映像をパソコンに取り込んだりするぐらいであとはお休みタイムです。

多くの場合、「道の駅の駐車場」や「高速道のパーキングエリア」に車は止めます。
特に配慮するのは、「生活者や通行者の邪魔にならないか」「危険個所ではないか」「トイレはあるか」などをチェックしたうえで、なるべく「長距離トラック」あるいは「似たような車」が止まっているところを選びます。
やはり、不用意なところに止めるわけにはいきません。

今回は、国道17号から分かれて国道353号線の山の中のパーキングスペースに車を止めることにしました。
豪雪地帯で有名な新潟県十日町市です。
http://route01.com/r353p4.html
※さすがに「角栄さん」の国です、山の中を走る道路ですがいい道路です。
スキーリゾートの「越後湯沢」やコシヒカリの「南魚沼」などがこのあたりです。

稲刈りの後の心地よい草のにおいが漂ってきます。
IMG_4440②.jpg
この日は、星空を楽しみながら気がつくと眠っていました。
※暗くなると景色が見られないので、初めて行ったところでは夜は走りません。


目覚めると私の好きな「景色」や「佇まい」を楽しむ旅の始まりです。

IMG_4442②.jpg
さすがに大雪処です。
「車庫」や「納屋」の屋根はこんな風に丸くなっています。

ここで興奮したのは、こういう家並みです。
IMG_4443②.jpg
※意外にも家の屋根の傾斜は平坦です。しかも瓦屋根も少ないようです。
「屋根の傾斜が緩やかですね」と聞いたら「どうせ雪下ろしをするから」(本当かなぁ?)と。

3階建ての家も多く、一階部分はコンクリートの基礎のようになっていて「車庫」に利用されているようです。
2階へは階段で上るようになっています。

お年寄りの方に、「階段の上り下りは足に負担がありませんか?」と聞くと、「確かに夏場はしんどいけど、4メートルも雪が積もるので冬はいいよ」と。

家の脇には見たことのない看板が立っています。
IMG_4444②.jpg
P500m もしもしピット
と書いてあります。
意味は分かりますね。。。。
北陸を走る国道にはこの標示と駐車スペースがかなり見受けられました。

新潟でも富山でも道路には「消雪装置」が各所についているのが特徴的です。
やはり、地域の「困りごと」の優先順位がはっきりしているようです。


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「一般道」の旅 [旅紀行・県民性の謎]


仕事を辞めてからというもの「時間に余裕はあるけど、お金に余裕はない」毎日です。

となると、「いかにお金をかけないで楽しむか」も私の大きなテーマです。
たとえば「車で旅」をするにも「高速道を使わないで一般道で行く」こともよくあります。


今回は、国道17号を北上し「埼玉」~「群馬」~「新潟」~と行けるところまで行こうかと。。。。
しかも、極力「一般道」優先、宿泊は車中、食事は安くあげるという条件付きです。


朝の渋滞は避けようと東京の自宅をお昼頃に出発。
これはどうやら間違っていたようです。
「お仕事」の車が多く60km走るのに2時間強もかかってしまいました。
やっとこさ埼玉県」という状況でのスタートです。


国道17号を北上するにつれて「群馬県」に入れば右手に赤城山、左手に榛名山、正面左に浅間山と景色に興奮してしまいます。
※国道わきには「山」の絵姿と名前の標示板が立っているので地図を見なくてもわかりました。

「コンビニ」によっておにぎりを買ったり、「道の駅」でトイレ休憩をしたりと今度は寄り道が多くてなかなか前に進みません。

こんにゃくの里「道の駅 こもち」にも寄りました。
https://komochi.com/

このあたりまでは、大きな公共工事があったり建物建設工事があったりで景気の良さが伝わってきます。
「地方は貧しい」という印象とは違います
新しい家並みもかなり見受けられます。
・やはり大企業の工場があるところはすそ野がにぎやかだなぁ!
・そういえば、この地域は「中曽根」「福田」「小渕」さんの地元だったなぁ!
と思ってもみたり。


猿ヶ京温泉」のお宿群を左右に見ながら「三国峠」に。。。
運転に負担感のない道路です。
https://gunma-yamatabi.com/mikuni


ノープラン、予備知識なしの気楽・いい加減なドライブです。

トンネルを抜けるとユーミンでお馴染みの「苗場」(新潟県)だったのです。
IMG_4435②.jpg
「昔スキーに来たなぁ!」とか「パウダースノーでいい雪だったなぁ!」と思い出だけをいただき、道路わきの「日帰り温泉」に。
IMG_4434②.jpg

なかなかの名湯です。
週末は混み合うのだとか。。。。。
http://kin611.com/yukisasa.html

暗くなってしまったので景色も楽しめません。
どこかで車中泊をしなければ。。。。


本日、使ったお金は、食事230円、温泉900円 計1130円でした。

※ガソリン代は除きます。
お茶は水筒に入れ、ペットボトルも自宅近所のスーパーで買い込んでおきました。


どこか名所旧跡を訪ねたのか?

答えはNOです。
田園や山間の風景を楽しむだけで充分満足です。
そして、旅先で出会った人達となんでもないような会話を楽しむ。。。

実はあちらこちらで寄り道をしてしまいましたのでなかなか前に進みません。
「道の駅」の駐車場でみたキャンピングカーがうらやましくなってしまいました。


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「中小企業」とは「経営者」を指すのか?「働いている人」を指すのか? [どう受け止めたらいいのか]

「政治」とか「選挙」では必ず話題になる「中小企業」問題。

企業金融の現場に長く居たものとしては、「中小企業」とは「中小企業経営者」の皆さんのことなのか?それとも「中小企業で働く従業員」さんのことなのか?いつも複雑な気持ちで議論を聞いてしまいます。

たしかに、「中小企業」のイメージは、

・経営基盤が弱い(業況が変化しやすい)
・資金調達力が弱い
・労働条件がキツイ
・給料・賃金が安い
・福利厚生が手厚くない

等々、実際には「働く人たちの姿」を通じて「中小企業の姿」を見てしまいがちです。

しかしながら、私の知る限りでは、

「中小企業の経営者一族」には所得も高く、生活ぶりも派手で、まさに「裕福」という人たちは数多くいらっしゃいます。

「倒産というリスクを背負っているから許してあげてよ」
という声もありますから一概には言えませんが、そこで働く従業員の皆さんの待遇と比べればある意味「リッチ」な姿を見る事が出来ます。

確かに、経営基盤も弱く、「倒産」と隣り合わせの企業もあります。

しかしながら、そういう場合には「倒産する前に企業活動を停止するなり、従業員さんに転職を薦めたりなさらないのですか?」と言いたくなってしまう経営ぶりの企業も数多く存在します。

そういう企業は「国際競争力の高まり」「ライバル企業の出現」や「嗜好の変化」あるいは「技術進歩」などから世の中の必要度合いが減じているにもかかわらず旧態依然のままで「景気が悪い」が合言葉であったりします。



「政治家」の皆さんや「マスコミ」の皆さんが「中小企業」を語るのは大いに結構なことだと思いますが、
高齢者人口の高止まりを伴った人口減少という社会構造変化
世の中のニーズの変化
国際分業体制の構造変化
といった「経営環境の変化」を踏まえないまま
経営管理・技術開発の担い手不足
現場作業の担い手不足
を解決する方策として、ただ単に「票欲しさの聖域対応」を唱えても状況はよくなりません。


ややもすると、屋上屋を重ねるお役所系の組織が増えたり、補助金が増えたりしているだけでは「働く皆さんの労働条件や職場環境」がよくなるとも思いません。


社会構造、経営環境は絶えず変化しかつそのスピードは速いということを踏まえながら、
立ち遅れた企業は廃業や転業を薦める
将来性がありながら経営資源が不足する企業はニーズに合わせた応援をする
資本と経営を分離して人材や技術を活かす方策を提供する
得意分野を持ち寄った「協業化」を図る
などという対応も必要です。


要は、「企業業績の向上を伴いながら働く人たちの労働条件・待遇が向上する」ことが最高のテーマなのです。

空からお金や仕事が降ってくるような支援は見直すべきだと考えます。
そうしなければ「いつまでたっても自立できない企業群」ということになってしまいます。




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「農業」を聖域とせず「産業」として考えよう [少し政治的な話を。。。。]

今回の自民党総裁選挙では、

「地方創生」
「農業」
「林業」
「中小企業」

というようないわゆる「地方の代表的な仕事」のことも話題になっていました。
国策として力を入れなければいけないのは当然ですが、候補者お二人の具体的な話は結局わからずじまいでした。


いずれもが多くのマスコミ、あるいは都会人には「仕方がない」とでも思わせてしまうようなお仕事です。


特に「農業」。
担い手の多くは「高齢者」で先行きどうなるのか? 的なご心配もなさっていました。


なぜ「農業」はこういうことになってしまったのかを考えなければいけない時期ではないでしょうか?

いわゆる「農民票」という選挙の重みの影に本来の「産業論」が隠れてしまったことに起因する側面を見逃せません

こういうことはなぜ起こったのかと言うと、

お百姓さんが手塩にかけて育てたお米」「お百姓さんが丹精込めて作った野菜

などという表現を使いながら、「食糧安保」というコアもあるため「農業=聖域」と長らく位置付けて来たからではないでしょうか!


「丹精」とか「手塩」という言葉は、中小企業の現場にも数多く見受けられます。
ところが「農業」だけが神格化されたかのごとく特別視されてきた傾向があります。
そんな農業なのになぜ後継者が減りつつあるのでしょう。


おそらく「手間がかかる」「儲からない」「収入が収穫期だけ」などと言った事情もあるかもしれません。
ここまで機械化が進めば、「3K職場」というわけにはいきません。

思い切って、日本の重要な産業の一つ」と言い換えてみませんか。

産業」という言葉を使うと、「企業」とか「経営」という言葉が生まれます。
「経営」という言葉を使うと「従業員」とか「コスト」とか「利益」という言葉が連想されるはずです。

IMG_4445②.jpg

写真は北アルプスの山々を望む富山の稲刈りの様子です。
新品の大きなコンバインを二人のおじさんたちが操作されています。

「いくらするのですか?」
「1200万円だよ」

「えー、コメ作りも大変ですねぇ。田植機から始まって機械倒れしませんか?」
「いや、営農組合で共同でやっているんだよ。あっちの機械もそうだよ。」
と別の田んぼを指さして教えていただきました。

IMG_4452②.jpg

「農協は割高なところもあるので、農協を通さずに肥料や機械などは買うことも多い。」
「収穫したコシヒカリはすべて供出する。」
「自分たちは地元にある大企業の工場を退職してから農業をやっている。」
「台風21号の影響で稲が少し倒れたのと、水気が多いが作柄はふつう。」


「早く社会保険のある企業にして若い人たちの職場になるように頑張ってください。」といってこの田んぼを後にしました。

このおじさんと話していると、「貧しい地方」とか「貧しい農業」という感じはしません。
「地方創生」とか「観光」と言った今様な流行り事も関係ないようでした。


あたりを見回すと「おしゃれな住宅がたくさんある地域」でした。
地方だからと言って「けっして景気が悪いわけではない」ようでした。



高齢者人口の高止まりが続く「人口減少」そして「人手不足」の中、基本に立ち返って「産業論」を考えなくてはいけません。




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「何からお話すればいいですか?」と言いたくなるコールセンター [どう受け止めたらいいのか]

相次いでコールセンターに電話しなければいけないことがありました。


とても便利になり助かりますが、こういう電話をかけた時にいつも思うのは「何から話せばいいのか?」ということです。


「〇〇のコールセンターです。」
から始まり、音声案内に従い用件の番号を押し、ここまではすごくわかりやすいのですが、ここから先がどうもよくわかりません。


「担当の××です。」
と必ず話がありますが、かけた私はそれでどうすればいいのか?

名乗るのか?
用件を言うのか?

私はこういうことにしています。

何からお話すればいいですか?

と。


そうすると、なんだか先方の会話も弾みます。

おそらく、いきなりの苦情があったり、個人情報を漏らしてしまうようなことがあったりするといけないので、「相手(お客様)の出方を見ている」のでしょうか?

今日のお困りごとはどういうご内容ですか?
とか、
お客様のお名前を伺ってもよろしいですか?
などと聞いていただいたら、こちらは楽なような気がします。


おそらく、電話の向こうでは顧客登録されたパソコン画面を見ていらっしゃるのでしょうから。


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統一的な「地方の行政運営」監査制度が必要 [少し政治的な話を。。。。]

今回の自民党総裁選挙の論点の一つに「地方重視」「地方創生」というのがありました。

「地方」と言うと耳にやさしく聞こえがちですが、なかなか「地方が浮上しない」事情の一つに「行政運営のまずさ」というのがありませんでしょうか?

つまり、「地方交付税交付金」をはじめとするかなりのお金(補助金)が地方には配られています。
では、使い方、使い道は適正でしょうか?

そういうお金が使われることについて、

必要性」 ~行政で取り組むべき課題なのかどうか?
優先順位」~優先的にしなければいけないことかどうか?
代替性」 ~今ある制度あるいは民間で代替できないか?
持続性」 ~5年後10年後の将来を見据えたものかどうか?

などは検証されていますでしょうか?


私は次の総理大臣に望みたいのは、こういう「地方自治体のお金の使い方の検証」をやってもらいたいということです。

公務員の皆さんも定年延長(雇用延長)になります。
そういったベテラン公務員の皆さんには、この「地方の行政運営」監査の仕事をやってもらってはいかがでしょうか?
国家公務員を主力に地方公務員あるいは民間企業の方もスタッフに取り込んで各地方自治体の行政運営ぶりを検証・改善していくことが必要だと思います。

高齢者人口の高止まりを伴う人口減少社会が続きます。
「地方を豊かにする」のはお金の多寡ではなく、お金の使い方・公務員様の働き方に掛かっている部分も大きいのではないでしょうか!

もう、お金をばら撒くだけの「地方創生」はやめにしましょう。


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「ブレーキとアクセルの踏み間違い」の話 [一人合点の「いい加減な話」]

先日、久しぶりに自動車ディーラーに行きました。


かつては「燃費」が一番の関心事項でしたが、今は、やはり「安全装置」に関心が移ってしまいました。

例えば、「自動ブレーキ」「アクセルとブレーキの踏み間違い事故防止」「車線はみだしアラーム」等々の機能があるようです。

今私が乗っている車にもそれなりの「安全サポート」がついていますが、
●どれがついていて、どれがついていないのか
●どの程度(能力)のものがついているのか
という機能面は正直よくわかりません。


「自動ブレーキ」にしても、
●物対象
●物・人対象
●低速感知
等、技術進歩に伴う区別もあります。


私が「すぐれもの」と感謝しているのは、「ドアミラーについている死角センサー」です。
いわゆる「死角」に入った「後方からの追越車」や「後方の人や車」があるとドアミラーの中が点滅する機能です。

薄暮、夜、雨降り、レーンの多い道路(特に高速道路)では何度も助けてもらいました。


みなさんは、今お乗りの車の「安全機能」を把握されていますでしょうか?

「パーキングブレーキ」がPポジション連動式になっているのも助かります。



そういえば、ここ数年よく話題になるのが「発進時のブレーキとアクセルの踏み間違い」事故です。
ネットの解説を見ると「高齢者だけではなく若い人も相応にある」ということのようです。

私も近所のホームセンターの駐車場で「明らかに踏み間違い」と思われる事故を見かけたことがあります。

「パニック」が原因というような解説を読んだこともありますが本当でしょうか?


オートマチック車なら、ブレーキペダルを踏み、「前進」か「バック」のレンジにシフトレバーを入れ、ブレーキを放すと車は動きますから、多くの方は自然体で動くのを確認されてから次の行動に移られるのではないかと思います。

この感覚を身体が覚えてしまえば「踏み間違えて強く踏み込む」ようなことはおそらくないはずです。


私見ですが、

ブレーキとアクセルの踏み間違い事故はパーキングブレーキを多用される方に起きやすい

ような気がしませんか?


つまり、「前進」とか「バック」する時は、
①まずブレーキを踏み
②そしてパーキングブレーキを解除し
③「前進」か「バック」にシフトレバーを移動させ
④踏んでいたブレーキを放し
⑤車体が動き始めたのを確認しながらアクセルを踏む
という手順のはずです。


ところが「パーキングブレーキ」を多用される方は
パーキングブレーキを解除しないまま、そしてブレーキを踏まずに、シフトレバーを移動なさるのではないか
という想定をしてしまいます。

つまり
ブレーキを踏んでいないので、パーキングブレーキを解除した瞬間に車が動き出し、特に意図しない方向に間違えてシフトレバーを入れてしまった時には慌ててブレーキではなくアクセルを踏み間違えてしまう
ということが起きているのではないか?

さらに言えば「そもそも急発進をしがちな傾向にある」のではないかとも思えてしまいます。


私はよく車に乗りますし、運転も好きですから、「どうして踏み間違いが起きるのか?」という原因も知りたくなってしまいました。


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実感のない「敬老の日」 [どう受け止めたらいいのか]

昨日は「敬老の日」だったとか。

かつてと違い自分の中では「盛り上がらない」感があります。


●すでに両親ともいない
●「年寄り(高齢者)」の定義というかハードルがあがっている
●自分自身も中途半端な年齢
●「敬老の日」が9月15日と固定された日ではなくなった

ということがあるのかもしれません。

子どもたちや若い人の受け止め方はいかがなのでしょうか?

私のように

「祝日」=「休み」=「その祝日に意味」がある

という中で育ってきた者には、今の祝日のあり方にはどうも呼吸が合いません。


「働き方改革」ということで「祝日」も増えたのかどうかはよくわかりませんが、「祝日」というのならそれなりに意味を持たせた一日でありたいものです。


もし「休みの日を増やすためですよ」ということならば、「有給休暇」を取りやすくする方がベターです。
祝日の「前日」とか「翌日」とか「谷間」に「有給休暇」を取って、働く人それぞれが自分の都合にあった休みを取るということの方がいいような気がします。


そういえば、数日前のテレビ番組では「老人の日」と何気に書いてありました。


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「行政施策」に必要なこと [少し政治的な話を。。。。]


お住まいの地域の行政レベルの不満や愚痴を聞かせていただくこともあります。


そういう話を聞くたびに思うのは、

必要性~「その施策は必要なのですか?」

優先性~「その施策の優先順位はいかがですか?」

持続性~「その施策の効果はどのくらい持続しますか?」

代替性~「その施策のやり方は『やりくり』はできないのか?」

をチェック・検証なさったらいかがですか?というようなものばかりです。



特に人口減少地域ほどこの傾向があります

こういう施策・政策には「人口減少」「高齢化」「福祉」「教育」「子育て」「健康」「農業」「森林」「産業振興」「移住者」というキーワードが必ずのように柱になっています。

しかし、こういうキーワードは否定できないのも事実です。

問題の所在はキーワードにあるのではなく「方法論」にあることが多いようです。


行政施策を「家庭」でのことに置き換えてみるととてもよくわかるかもしれません。
そこにある基本は「やりくりということです。

多くの皆さんはお仕事をなさっている(またはいた)と思いますが、「家庭」や「職場」では当たり前だったことが、なぜこうも「税金を使うこと」には無関心・無頓着になられてしまう方も多いのでしょうか?
不思議です。


ひょっとしたら、政治家の人と言うのは、「家庭」のことをご存知ではなかったり、「仕事」をなさったことがないのか?と思ってしまいます。




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「税金をたくさん払うこと」と「税率が上がること」は違う [どう受け止めたらいいのか]

税金をたくさん払うのを嫌がる人は多いようですが、それは本当でしょうか?

税金は、

A.所得(利潤)が増えることにより納税額が増えるもの
・・・所得税、法人税、地方税など

B.資産価値が増えることにより納税額が増えるもの
・・・固定資産税、相続税、贈与税など

C.たくさん買うことによって納税額が増えるもの
・・・消費税、酒税、揮発油税、たばこ税など

などに大別することもできます。
こういうアプローチをすると、どちらかと言うと「所得が増える」「お金持ちになる」と言った経済効果が忍び込んでいます。

「税金を払う(納める)」という側面はなんとなく不愉快に感じられる方も多いのでしょうが、その裏側というか源泉は経済的な豊かさの賜物です。


今回の自民党総裁選挙の候補者のお二人は、こういう視点を丁寧にあるいは具体的にお話しされるのではなく、「税率を上げる」という話は当然になっています。


これでは、あの「お代官さまぁ~」状態です。

お金がないから「税率を上げる」、「飢饉だから年貢の取り立てを厳しくする」ということと同じです。

そして、お金持ちには「ふるさと納税」などと言う特典まで用意してです。

これでは,庶民から「一揆」が起きても不思議ではありません
「ふざけるな!」「朕はたらふく食っている」と大きなしゃもじに書いてデモ行進してもいいレベルのはずです。


税率を引き上げ」たり「納税の対象範囲を広げ」たりしなくても「税収が増える」というのが政治家の使命ではないでしょうか!

こういう話にあまりにも無関心になっている国民、マスコミ、何よりも政治家がいるということを忘れてはいけないような気がします。

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「安倍政権打倒!」を訴える人たちへの違和感 [少し政治的な話を。。。。]

先日、駅頭で「安倍政権打倒!」「憲法9条改悪を許さない!」と言ったビラ配りと演説をなさっているグループに巡り合わせました。


私はこういう時は「血が騒ぐ」ので、ビラ配りをしている数人の方に声をかけてお話を聞きました。

私「皆さんは共産党の方ですか?」
違います。市民の会です。〇〇党を支持しています。

私「安倍政権倒せ!って言うのがメインになっていますが、安倍さんが倒れて石破さんになったらどうなりますか?」
石破さんの方が安倍さんよりもタカ派で憲法9条改正に積極的なのはよく知っています。

私「ならば、安倍さんの方がいいんじゃないですか?彼はもう長くはないのですから。憲法9条改正の国民投票のハードルはかなり高いですよ。」
たしかに、でも署名は1500万集まりました。

私「石破さんは『合区』で憲法改正を言ってますよ。ハードルが低そうなところで憲法改正に風穴があくと憲法9条改正もやりやすくなりますよ。」
『合区』って何ですか?

私「参議院の徳島・高知、鳥取・島根の件ですよ。」
ああ、あのことですか?

私「今の選挙制度の小選挙区制を見直さないと、皆さんの意図とは違った結果が起きてしまいますよ」
へー!あなたはどういう方なのですか?今度勉強会の時に報告しておきます。

お年を聞けば75歳だそうです。


少し行くと、40歳代のおばさんがおばあちゃんに食って掛かっていました。
憲法9条改正には反対だけど、敵が攻めてきたらどうやって守るのか?」というようなことをおっしゃっていました。

おばあちゃんは「私は戦争体験者です。だから悲惨な戦争をもうやってはいけないと思う。」というようなことをおっしゃっていましたが、40歳代のおばさんは納得されません。

おせっかいな私が口出しをしてあげました。
私「このおばあちゃんは、大切な夫や息子や孫を戦場に行かせたくないとおっしゃっているのですよ。敵が攻めてきても非戦なのですよ。私はそう思いますよ。」
そこでおばあちゃんは「あなたが説明してくださった方がよくわかる」と。

40歳代のおばさんに通じたかどうかはよくわかりませんが、時間切れもあり、とりあえず話は終了しました。

私同様、このおばさんも「あなた方は共産党の方ですか?」との質問もなさっていました。

この集団に共通するのは、
●皆さん年長(たぶん豊か)
●憲法9条については石破さんの方が危険だと理解
ということでした。


彼らには、
「安倍さんは、もう政治生命も長くないのでアベノミクスの行く末を見届けてもらい、オリンピックを潮時に辞めていただきましょう。その間に新しい政治家に登場してもらった方がいいではないですか」
と申し上げたら、妙に納得されていました。

さてさて、皆様はいかがでしょうか?





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シェーバー(電気カミソリ)の充電池をとり変える [コーヒーブレーク]

長年使い慣れたシェーバ―(電気カミソリ)が動かなくなってしまいました。
2000年にある方からいただいたもので愛着を持って使っていました。

そんなシェーバーがある日突然動かなくなってしまいました。
「まぁ古いから寿命かもな」「捨てよう」と半ばあきらめていました。


私は電気製品を買うとその時のパンフレットや説明書を保存しておく習慣があります(100円ショップで買ったクリアファイルにとじ込んでおきます)。
このシェーバーは頂き物でしたが、その際、電気屋さんでその時のパンフレットをもらっていました。
そして「本体を捨てる」時にはそのパンフレットも一緒に捨ててしまいます。



一昨夜22時ごろのことです。捨てようとそのパンフレットを見ると最終ページに「充電池の取り出し方」の図が載っているではありませんか!

「取扱説明書」が見当たらなかったので、ネットで検索するとDL(ダウンロード)用のものがありました。
しかし「充電池の交換」の話は出ていません。

パンフレットの図を見ながら「シェーバー」を引っ張ると内部が抜けるように出てきました。
どうやら「電池交換」ができそうです。

さっそくネットショップに当たると、新宿の電気屋さんのサイトに「電池」が載っています。
代金は数百円で翌朝には届くと。

「ダメ元」で購入することにしました。
翌朝、予定通り電池が届き、はめてみるとうまく動き出しました。
「やったー」です。


それにしても便利になりました。
こんなことができるのですから。
わが家には一晩で新しい電池が届きましたが、地方でも数日で届くと思います


「消費構造」が明らかに変わっている

そう実感してしまいました。



ところで、皆さんはシェーバーをいくつお持ちですか?
私は、複数個を気分転換しながら使っています。

●洗面所に一つ(いわば正妻です)
●デスクの脇に一つ(イライラ解消にヒゲを剃る時用です)
●旅行用に一つ(バッグに入れたままです)

等々。
彼へのプレゼントにはこういう贈り方もあるかもしれません。
何個あっても使い勝手のいいものです。


シェーバーパンフ.png

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なぜ「読書」をするのですか? [どう受け止めたらいいのか]


なぜ読書をするのですか?
などと考えるのは野暮でしょうか?

知人のブログによると、
多くの人と出会うが、時に非常に教養のある方がいる。話題についていけないと見切らる。
だから本を読む。原典は難しいので解説本を読むことも多い。
そうです。

社会的にはそれなりに意識高い系のご職業の方の裏話に少し笑ってしまいました。


そういえば、私はほとんど本は読みません
特に最近は「老眼」が入ってきたので集中して読むこともできません。

「パーティーというか集まりの時に話題に困るのでは?」という方もいらっしゃるのかもしれませんが、「話題を作る」とか「話題についていく」ために読書をする気にもなりません。

そういう話題の多い集まりには行かない」というのが私の主義です。

もしそういう話になれば、「そこにはなんて書いてありましたか?」「ご感想はいかがでしたか?」とご高説を伺うことにしています。
ただ、聞きっぱなしもおもしろくないので「話題を意識的に変える」「そういう話題のない席に移る」ということを心がけています。

私の好きな話題は「その人が持つ経験に基づいた話」です。
私はたくさんの人とお話しする仕事をしてきましたが、「相手の得意分野の話」なら寝食を忘れてでも聞くのが好きです。

「話下手」だとおっしゃる方でも「得意分野」の話、しかも「自らの体験」に基づく話の凄味には興奮してしまいます

「誰かの本を読んで借り物の言葉で話す」方のお話しというのは退屈なものです。
逆に、「自分の言葉」でお話しなさる方こそ尊敬・信頼します。
たとえそれがネガティブな不幸・不運な話であったとしても。

そういえば、最近はずいぶん人と出会う機会が減りました。
時間的な余裕(暇)はありますが、お金がもったいないのと興奮するような話題に出会わないのも実情です。


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「あの山はなんという山ですか?」 [仕事についてのエトセトラ]

世の中には、「こんなことは誰でも知っている」だろうと思われることが間々あるようです。

IMG_4421-01.JPG


ところで、この写真の山はなんという山でしょうか?

先日、大学生の甥っ子を連れて河口湖に行きました。
写真を母親に送ったところ「この山は何?」という返事が返ってきました。


ここに行く道中の車の中で、

「テレビかラジオかは忘れたけど、富士山のそばを走る新幹線の中で『この山はなんという山ですか?』と知らないおばさんから聞かれた」

という話が話題になっていたことを話したばかりでした



「知っているのが当たり前」と思われることでも「知らない人もいる」ということをあらためて気づかされました。


「♪頭を雲の上に出し」ということだけでなく「♪からだに雪の着物着て」いないとわからないということもあるようです。


念を押す」「くどい」「徹底する」ということが世の中には必要な場面は相応にあるようです。



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「防災省」はいらない [少し政治的な話を。。。。]

まず、次の大臣は、だれで、どんなお仕事をなさっているのか?ご存知でしょうか?

①デフレ脱却担当大臣
②女性活躍担当大臣
③男女共同参画マイナンバー制度担当大臣
④教育再生担当大臣
⑤働き方改革担当大臣

⑥拉致問題担当大臣
⑦産業競争力担当大臣
⑧ロシア経済分野協力担当大臣
⑨原子力経済被害担当大臣
⑩原子力損害賠償・廃炉等支援機構担当大臣

⑪水循環政策担当大臣
⑫原子力防災担当大臣
⑬沖縄基地負担軽減担当大臣
⑭復興大臣
⑮福島原発事故再生総括担当大臣

⑯国土強靭化担当大臣
⑰防災担当大臣
⑱消費者及び食品安全海洋政策担当大臣
⑲一億総活躍担当大臣
⑳情報通信技術(IT) 政策担当大臣

㉑少子化対策担当大臣
㉒クールジャパン戦略担当大臣
㉓知的財産戦略担当大臣
㉔科学技術政策担当大臣
㉕宇宙政策担当大臣

㉖経済再生担当大臣
㉗人づくり革命担当大臣
㉘社会保障・税一体改革担当大臣
㉙経済政策担当大臣
㉚地方創生規制改革担当大臣

㉛まち・ひと・しごと創生担当大臣
㉜行政改革担当大臣
㉝国家公務員制度担当大臣
㉞東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣

WHO?ではなく「ふぅー」とため息が出てしまいます。
答えは、この首相官邸のホームページをご覧になってください。
https://www.kantei.go.jp/jp/98_abe/meibo/index.html

こういうのを「船頭多くして船山に登る」とでもいうのでしょうか?
漕ぎ手の公務員(お役人)の皆さんのことを思い浮かべてみてください。
「いったいどんな風に仕事を進めているのだろうか?」
「それでどんな成果が上がっているのだろうか?」
「これらの仕事のうち多くは、本来やるべきお役所の延長線やキワのところにあるのではないか?」
「それでこういうことに責任を持つのは誰だろうか?」
「それぞれの大臣室はどこにあるのだろうか?」

今回の「自民党総裁選挙」で石破さんが提唱された「防災省」。
たしかに近年は(特に今年は)本当に災害が多く、「なるほど~」とお思いになった方も多いのではないかと思います。
しかしいかがでしょう?
防災」そのものは、各省のお仕事の「延長線」や「キワ」というか「それぞれのお仕事の検証項目」ではないでしょうか?

今、「防災」で混乱があるとしたら、「内閣府などで各省庁の対応ぶりを繋ぐあるいは検証するそして統一管理する」ことが行われていないからだと思います。

もし「防災省」ができたとしたなら、
●「国土強靭化」施策は屋上屋を重ねるようなことが生まれてしまいます。
●例えば「崖を背負う家屋の対策は移転すること」という具体策が提唱できますでしょうか?
●それで所属のお役人さんはどういうお仕事をなさるのでしょうか?


「防災省」の発想に対し、安倍首相は「各省庁がそれぞれ役割対応し内閣総理大臣が束ねる」というご趣旨を回答されていたようです。
その通りだと思います。
時のホットな話題のために「お役所」を作ることよりも優先することがあるはずです
「政治家」がなんでも対応するのではなく「行政組織」に任せるということも大切です。


「防災」の専門家である河田惠昭:関西大特別任命教授はあるテレビ番組でおっしゃっていました。

「想定外」という人は多いけど、(特にお役人の)低い知識レベルを超えたら「想定外」と言っていることが多いとおっしゃっていました。



今、行政による「防災」「災害対応」を急ぎ語るのなら、各お役所、各自治体、お役人個々が「リスク意識を高めること」「政策・施策にリスクの検証を行うこと」「政策・施策を繋ぐこと」ではないかと思います。

もし具体的な施策が必要なのだとしたら全国に8つある「地方整備局」(国土交通省の出先)のお仕事ぶりを見直し、かつ防災セクションを設ける方が現実的だと思います。


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「総理総裁候補」が情緒的な話ばかりでは駄目だ ~ 自民党総裁選挙立合演説会 [少し政治的な話を。。。。]

先ほど行われた「自民党総裁選挙」の立会演説会をテレビで見たところです。


安部総裁」~いつもの調子です。

次は「おしまい」ですから、今までの政治・行政運営の後始末というかソフトランディングを進めるしか期待はできそうもありません。

「今さら」感と「言葉の遊び」感が相変わらずです。


石破元幹事長」~情緒的な話のオンパレードです。

私はここ数年、石破さんの地元鳥取県の様子を注視してきました。
人口最小県、個人所得極小県そして「知事がダジャレでテレビに出まくり」という県にとても興味があったからです。

仕事柄、各地で暮らしたり仕事をしましたが、率直に言うと「鳥取はひどい」というのが印象です。

石破さんの演説を聞いて思ったのは、「あの鳥取で聞いたような失敗談のぶり返し」ということです。
「言葉に酔わされた県民の皆さんが言いたくても言えない話」「豊かにならない」「そんな調子のいい話よりもっと現実を見てほしい」ということそのままです。

その地で「33年国会議員をなさり、11期連続当選をなさってきた」ということが何を意味するのかということには素朴に疑問がわきます。「そんな人が日本国の総理になるのですか?」と。




敵の敵は味方

とはよく言ったものです。

私は今の安倍政治がいいとも思いません。
ただ、今の時期、「激変」を期待されているという国民のみなさんの様子も伝わってきません。

お二人の話を聞いていて感じるのは相変わらず「ゆるーい」空気がよどんでいるということです。
もう少し「歯切れのいい」長期ビジョンが伝わってこないものかとイライラしてしまいます。


地方創生」~初代地方創生大臣を作ったあなたたちに「地方創生」を語る資格はない。
なぜなら、「税金を使って税金を払わない人を増やしただけ」と言っても過言ではないからです。


高齢者人口の高止まりの中の人口減少時代」~お二人からは具体的な話は何も伝わってきません。

特に石破さんについては、あなたのおっしゃっているそのやり方がこうなってしまったのでしょ


行政の適正運営」~「政治主導」という行政への取り組み方は、すっかり行政組織を弱体化してしまいました。
本来「行政」がやらなければいけないことに目をつぶったままで新しい委員会や新しい役所を作ってもうまく行くはずがありません。

私が思うに日本の行政組織はかなりレベルの高いものでした。
にもかかわらずこんな状況になってしまったのは、政治家の「言葉の遊び」が本来お役人がやらなければいけないお仕事置いてきぼりにしてしまっただけのことです。
「民」でできるような「情緒的な」ことがお役所仕事のメインになってしまったためお役人・公務員のやりがいがなくなってしまったのです。

ビジョンなき政策運営に志を持った公務員(特に若者)に魅力があるはずがありません


〇〇〇の面に水」のような安倍総理、「今までどうして具体的に発言してこなかったのですか?」と言いたくなってしまう石破さん。



お二人のお話の特徴は「幕の内弁当の詰め具合」云々のレベルです。

「国家のビジョン」「構造改革」という言葉が持つ「わくわく感」が伝わってきません。



おそらく自民党議員の多くの方もそう思っていらっしゃるのだと思います。

お尻が決まっている安倍さんにとりあえず」「石破さんでは変わり映えがしない

というのが本音ではないでしょうか!



次の3年は、自民党を担う次世代、新しい世代が台頭してくる時間帯にしなければいけない

というのが私の率直な感想です。





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「花見百姓」と地方創生 [一人合点の「いい加減な話」]

先日「阿弥陀堂めぐり」という映画を見ました。

自民党総裁選挙の候補者の方が、「地方重視」とか「地方創生」とおっしゃるたびに辟易していたものですから、なんとなく新鮮な思いで「地方」とか「田舎」とか「政治が関与すること」について考えてしまいました。

「地方重視」とか「地方創生」の意味する舞台はどこなのか?

と。。。。
「限界集落のような寒村」なのか「地方都市」なのかという視点がぼやけているような気がますますしてきました。


映画の中で一番印象に残った言葉は「花見百姓」。
説明は省きますがなんとなく伝わるものがありませんか?

とかく「子育てにいい」「森や緑に恵まれている」「空気がキレイ」等々の評価をなさる都会の方あるいはその地域の行政トップはたくさんいらっしゃいます。
そこにはカタカナ語とか住民の生活になじまないキャッチフレーズが並んでいることもあります。
まさしく「花見百姓」です。


この映画は、寒村の人の心のぬくもりを丁寧に伝えてくれます。
結果的にはおばぁちゃんたちへのインタビューのようなシーンが田舎暮らしを伝えてくれます。
心温まるいい映画でした。
私はそれなりに興奮してしまいました。


ただ、政治家の語る「田舎」はこの映画が物語るシーンのようなものであってはいけません。
やはり、田舎でハッピーに暮らす「仕事」のこと、つまり「産業の充実」を語らなければいけません

今の政治家やマスコミの「地方創生論」にもの足りないのは、「田舎暮らしの人情」と言った情緒的な部分ではなく、「経済的なゆとり」「産業の振興」策について現実的な話が見えてこないことです。


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ブラタモリが語る「関門トンネル」その工夫 [旅紀行・県民性の謎]

みなさんは「関門トンネル」をご存知ですか?

先日は「ブラタモリ」(NHK 土曜日19:30~20:15)でこの「関門トンネル」を取り上げていました。

#109 関門海峡・門司~関門海峡はなぜ“関門”?~
https://www.nhk.or.jp/buratamori/map/list109/index.html

私は「在来線」の関門トンネルは通ったことはありませんが、それはそれは興味深いものでした。

●昭和11年に着工された世界初の海底トンネル
リスク分散のため「トンネルが2本」掘ってある
●地質に応じて広報が違う
●「シールド工法」で使ったシールドはそのままトンネルの側壁になっている
●トンネル内の湧水を逃がす地下水路に工夫

等々、昭和初期ながら日本の技術を凝縮させた工夫の歴史の工事であったようです。

今では高速道路でもよく見られますが、上下のトンネルが別工事になっている(上下1本づつ2本のトンネルが掘られている)ことには興奮してしまいました。


※この関門トンネルの工事にはいろいろな工夫やエピソードもあるようですが、この短い番組でも十分堪能してしまいました。



この「ブラタモリ」は日本各地の名所を「地理」「地学」そして「歴史」の切り口でタモリさんの当意即妙な案内で進行していきます。

そして、「あそこに行ってみよう」と思わせてしまうから不思議です。

今夜は「#111 鳥取砂丘~なぜ鳥取砂丘は人をひきつける?~」です。
これまた楽しみな番組になりそうです。
https://www.nhk.or.jp/buratamori/


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「関西国際空港」の油断なのかも [どう受け止めたらいいのか]

「いつかはこんなことが起きるかもしれない」

「関西国際空港」の事情をよく知る人はおそらく考えていらっしゃったはずです。
特に「東日本大震災」以降は。。。。


今回の台風21号で「関西国際空港」は「滑走路の水没」及び「連絡橋の使用不能」が続いています。

なにせ「地盤の弱い埋め立て海上空港」である「関西国際空港」です。



テレビのニュース番組では、「地盤沈下の影響により護岸が高潮・津波に対する必要高を下回ることのないよう、計画的に護岸の嵩上・補強工事を実施している」という解説も報じていましたが、やはり間に合わなかったようです。

●関西空港(2期)護岸嵩上工事 (奥村組土木興行株式会社)
https://www.okumuradbk.co.jp/works/river/946/

●関西国際空港における 護岸の嵩上・補強工事について (関西エアポート株式会社)
https://www.kkr.mlit.go.jp/plan/happyou/thesises/2018/pdf04/ino1-14.pdf

などのサイトもあります。
十分に読みこなせていないのですが、工事は2期島中心に行われており、今回の台風で水没が続いている1期島の方はどうだったのかはよくわかりません。


そして、タンカーが連絡橋に衝突した件については「なぜ?」としか思えません。
テレビの解説では「積み荷のジェット燃料を下した後で船体が軽かった」「高潮でイカリごと持ち上げられ走錨した」などと技術的な説明はありましたが、なぜ「猛烈な台風が来るときに空港の風上に停泊していたのか?」という素朴な疑問が残ります

今回の台風21号は当初から「猛烈な台風」と言われていました。多くの鉄道や高速バスは早くから運休を決めていたはずです。
関西国際空港側のタンカーオペレーションはどうなっていたのでしょうか?

※東京のわが家でも南西の強い風が長時間吹き荒れていましたから台風が通過した現地での強風の力はものすごいものがあったに違いありません。



今回、結果として「神戸空港」の存在感が際立ちました。
建設時には「無駄」と私も思っていました。
今回は「リスク分散」という結果になったようです。

茨城空港」「静岡空港」の建設時にも同様に「無駄かも」と思っていましたが、水面下では「成田」や「羽田」のリスク分散という思惑が隠れていたのでしょうか。。。。


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「就活ルール」のこと [シュウカツ]


「よく言った中西さん」という感じがします。

経団連会長、就活ルール廃止に言及「日程采配に違和感」
(日経新聞 18.09.03)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3491328003092018EA1000/

経団連の中西宏明会長は、いわゆる「就活ルール」について、
国境を越えた人材の獲得競争が広がり、経団連が個別企業の採用活動をしばるのは現実に合わないとの意識がある
経団連が採用の日程に関して采配すること自体に極めて違和感
・経団連がルールをなくせば自由な採用活動が一段と広がり、新卒一括採用を前提とする雇用慣行の転機となる
とおっしゃったようです。

テレビのニュース番組を見ていたら、「単に採用の問題だけでなく、終身雇用などの日本の雇用制度や大学側の問題も相当ある」と中西会長はおっしゃっていました。

※現行のルールでは、2020年春入社の学生までは前年の6月1日に採用面接を解禁し、10月1日に内定を出すという日程


私はとてもいい問題提起であったと思います。

その理由は、

●そもそも採用時期が早すぎる(これでは学生は勉強する暇がない)
新卒採用者の3分の1が3年以内に退職するという現実
●最近の大学生は就社後の育ちが悪い(大学で勉強していないし、メンタルも弱い)

●企業の側も、「人手不足」と言いつつ「一度に大量採用する時代ではなくなった」
AIの発達若手の退職増中途採用の一般化などからも一括採用による「研修」「育成」することが必ずしも必要でなくなった
●「雇用延長」で実は人員的には余裕がある
●定年退職者は誕生日の月末退職であり、人員のダブリもある

●「転職」の活性化を生む
●かえって「中小企業に有利」ともいえる

と言った事情を考えると「就活ルール」の見直しは、
大学での学生のあり方の見直しができる
企業の人材に流動性を持たせる
人口減少社会」における企業の人的構造問題に対応する
結果となることから是非とも実行するべきだと思います。

なお、「高校生」の新規採用時期には、大学生とは違う配慮は必要なような気がします。



※(参考)新聞各社の社説

毎日新聞
就活ルールの廃止表明 何らかの「目安」は必要だ」(18.09.05)
・採用ルールが廃止されると、人事担当の体制が充実している大企業が有利となり、中小企業が割を食うことは目に見えている。
・学生にとっては留学や課外活動の計画を立てることも難しくなる
今後の人口減少を考えれば、若い世代は産業社会全体の共通財産とも言える。学業を優先した就活ルールの確立と順守の方策を政府や経団連は考えるべき


日本経済新聞
中西氏の問題提起受け就活論議を深めよ」(18.09.05)
・学生の多くが就活の進め方の目安にしてきた経団連ルールがなくなることで、混乱を招く可能性は高い。経団連は大学や文部科学省などと就活のあり方について議論を尽くすべき。
・効率的な新卒一括採用が、他社の経験のない若者を自前で長期的に育てるという日本企業の慣行の土台になってきた。
・グローバル化やデジタル化が進み、企業は人材を外部にも柔軟に求める必要性が高まっている。環境変化に合わせ採用活動も見直すべき。
・就活がさらに早くから本格化する可能性がある。人手不足で以前より内定をとりやすいとはいえ、学業への影響が懸念される。一括採用が新卒者の雇用安定につながっているとの指摘もあり、その反動も考えた方がいい。
・通年型の採用が浸透し、学生の能力や適性をよく見定める企業が増えれば、採用のミスマッチが減って早期の離職を防ぎやすくなることも期待。


東京新聞
就活ルール 企業、大学もっと議論を」(18.09.05)
・罰則のない紳士協定で、解禁破りが六割に達しているとの調査があるほど現場では青田買いが横行している。
経済のデジタル化が世界に広がる中、これまでの採用方法では国際競争に勝ち抜くための人材を確保できない各社の経営方針に合わせた通年採用などの導入が不可欠との危機感が背景
・就職が人生を大きく左右する学生、送り出す大学からは早くも反発が出ている。形骸化とはいえ、指針は就職活動開始の目安になっており、歯止めがなくなれば「なんでもありになってしまう」との不安がある。
学生、企業の将来のために徹底した議論が必要。


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「銀行員」と呼ばれるには10年かかる [銀行(員)と付き合う法]

AIに一番取って代わられそうな職場、少し銀行に籍を置いたくらいで「元銀行員」という肩書、表立ってはかっこいい職場ではなさそうな仕事・・・・「銀行員」のことをどのくらいご存知でしょうか?


「銀行員」経験者だという国会議員の方とお話をしたことがあります。

「銀行ではどんな仕事をなさっていたのですか?」
と私が聞くと、
「法人企業からの預金集めだけやって辞めました」
と彼は答えてくれました。

私が銀行員だというのをご存知の上での会話でしたから、彼も正直に答えてくれました。
「銀行の仕事はよく知らない」とでも言いたげに。

はっきり言うと「銀行員」と名乗るには10年程度の経験は必要です。

AIでは置き換わらない「銀行員」の主な仕事は「企業の経営のパートナー」の役目(経営者の相談相手)ができることです。

そこには「融資」という業務が真ん中に座りますが、その「融資」判断には、「成長性」や「持続性」や「収益性」や「社会性」など企業経営の必要条件の審査があります

この審査は、決して「断るための審査」ではなく「応援するための審査」です。

ですから企業経営者の皆さんの銀行員に対する信頼感は相当のものがあります。
銀行との付き合いを理解できない(知らない)方から見ると「なんでそこまで銀行を大事にするの?」と思われてしまうほどです。

政治家の皆さんの中に「銀行」出身だという方がいらっしゃるのだとしたら、こういう銀行員のスタンスや経験を政治の現場や政策にぜひとも活かしてもらいたいものです。


ただ、最近は自爆する銀行・銀行員も増えたのは事実です。




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「地方創生」政策は即刻やめた方がよい [少し政治的な話を。。。。]

みなさんには、「地方」「こども」「教育」「中小企業」という言葉には無批判に親和性を感じられ方も多いのではないかと思います。

「地方創生策と言うのは砂の上に水を撒くようなもの」という批判を何度か書きました。

今回の自民党総裁選の立候補予定者のお二人の言葉にも「地方重視」「地方創生」という言葉が踊っています。

ところで、「地方創生」策はうまく行っているのでしょうか?
都会在住の方でも「地方出身」「地方に縁故先がある」方は多いと思います。皆さんのお考えの「地方」は大丈夫でしょうか?「地方の衰退」に歯止めをかけるのはこういうやり方では難しくないでしょうか?


私は、ここ数年、日本各地を回りながら、「地方創生」という言葉の産みの親「石破さん」の地元:鳥取県に何度か足を運びました。


うまく行っていないのです。
と言うよりも「杜撰」と呼んでもいいくらいです。

「地方創生」の目的が奈辺にあるのかよくわかりませんが、

事業効果がアバウトな「移住者」へ野放図に税金が投入されている事例。
税金で購入した土地建物を企業誘致という名のもとにまるで宗教のような「移住者」に無償譲渡されている事例。
※「この地域は『自然が美しい』『子育てによい』」という美辞麗句を連発する移住者が「補助金」狙いの移住者を呼び込むような状況にも見えてしまいます。
●「必要でもない」あるいは「優先順位の低い」ようなことに税金が投入されている事例。
●「地域活性化」と言いながら「行政の管理不十分」で刑事訴追された者が出た事例。


等々を見ると、この「地方創生策」っていったい何なのだろう?と思ってしまいます。

「事業目的」「事業効果」もわからないようなことに「事業評価」「事業審査」もなく「自治体の首長の思い入れ」だけで税金投入が決まっていると言っても間違いではないようです。

おそらく「地方創生」などという言葉の遊びに包まれた税金のバラマキのようです。

そこには、
●イージーに何かをしたいという補助金を貪るかのような「移住者」
●自分が有名になることが目的ではないかと思えてしまう「首長」の言動
●消化不良の「地方議会」
●情緒的・文学的表現で深堀をしない「地元マスコミ」の報道ぶり
●自分のお金ではないのでという「住民」
の姿が見え隠れしています。


住民の皆さんも、地元マスコミの報道ぶりに「へー」と感嘆したものの「誰も豊かさを実感しない」という結末になっているようです。

この地域有数の進学高校の生徒に聞いてみました。

「県外の大学へ進学する」
「大学を卒業後は地元には戻らない」
と。。。

「地方創生」の真の目的は「その地に暮らす住民が豊かになっていく」ことではないでしょうか?


「移住者」も必要でしょう。
ただ「移住者だから」という特権者扱いはやめ、「補助金」ではなく「無利子貸付金」のような制度に変えるべきでしょう。

このままでは、投入した税金を回収するすべがありません。

「補助金」が立ち上がり資金に活用され、成果が出て「法人税、所得税、地方税などの税金で回収される」のなら文句は言いませんが、今のままでは税金のバラマキを越えて「税金を捨てる」行為に等しいと言えます。


一刻も早く次世代を担う(別のタイプの)政治家が生まれ出ることを祈念するばかりです。


(参考)
「地方創生の推進について」(平 成 2 7 年 1 月 9 日)
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kyouginoba/h26/dai3/siryou3.pdf




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「物価上昇率」よりも高い利子(利回り)は疑え [みんなうすうす気づいている]


また大きな投資詐欺のようなニュースが流れています。

加工食品製造事業のオーナーになれば高い利子を支払うとして出資を募り、多額の支払いを滞納している「ケフィア事業振興会」(東京都)という話です。

銀行や郵便局の定期預金金利があまりにも低い(1年定期で年0.01%くらい)ので、何とか利子の高い商品で運用したいというのも人情です。


利回りの大原則を覚えておきましょう。

物価上昇率以上の利子(利回り)は怪しい

ということです。


ところで物価上昇率って今いくらなのか?

アベノミクスに沿って日銀では「物価目標を2%上昇」に設定していますが、実際には、

消費者物価の前年比は徐々にプラス幅を拡大しているが、エネルギー価格の 影響を除くと 0%台半ばにとどまっており、景気の拡大や労働需給の引き締ま りに比べると、なお弱めの動きが続いている。

と日銀自らが予測しています。

※出典:「経済・物価情勢の展望(2018年4月)」(2018 年 4 月 27 日)
https://www.boj.or.jp/mopo/outlook/gor1804a.pdf


なお、物価についてさらに最近の(日銀の)考え方を知りたい方は、
「経済・物価情勢の展望(2018年7月)」(2018 年 7 月 31 日)
https://www.boj.or.jp/mopo/outlook/gor1807a.pdf
をご確認ください。



「貯蓄より投資」などと国を挙げて宣伝しているようですが、「投資」にはリスクがつきものです。

リスクに動じない心と資産と時間がない方は、むやみに投資をしてはいけない
というのが私のモットーです。


堅いと言われても「博才(ばくさい)」がないことも知っていますので。。。。

なお、ご商売を物価上昇率以上に大きくするのも同じようにたいへんなことです。

「給料が増えた」という人がいらっしゃるとしたらその企業の「人件費総額の増え方」を見る必要があります。 高額者の退職や異動やパートさんへの置き換えなどの影響もあったりします。





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そういえば「消費税率」はなぜ引き上げられるのだろう? [どう受け止めたらいいのか]


今回の「自民党総裁選挙」の立候補予定のお二人については政策面での違いはあまりないような気がします。

石破さんが「正直、公正」というフレーズをおっしゃった瞬間からなんだかおかしなことになってしまったようです。


それを言うのなら、もっと以前からつまり「森友、加計問題」が議論されている時におっしゃるべきでした。
「あなたは口だけで行動は何も起こされない人」という印象がついて回ります。

さらに、どちらかと言うとタカ派の石破さんが野党支持者から心情的な応援を受けると言った現象も起きています。


ところで「消費税」のことですが、両者ともに「引上げ」論者です。

財務省のサイトを見ると、

社会保障・税一体改革により、消費税率引上げによる増収分を含む消費税収(国・地方、消費税率1%分の地方消費税収を除く)は、全て社会保障財源に充てることとされています。
しかしながら、社会保障4経費の合計額には足りておらず、その差額(一部の資料では「スキマ」と表現しています)は年々拡大しています。

https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/d05.htm

今後、少子高齢化により、現役世代が急なスピードで減っていく一方で、高齢者は増えていきます。
社会保険料など、現役世代の負担が既に年々高まりつつある中で、社会保障財源のために所得税や法人税の引上げを行えば、一層現役世代に負担が集中することとなります。特定の者に負担が集中せず、高齢者を含めて国民全体で広く負担する消費税が、高齢化社会における社会保障の財源にふさわしいと考えられます。

https://www.mof.go.jp/faq/seimu/04.htm


とあります。


たしかに「理屈」や「事情」はわかりますが、アベノミクスで一般税収が増えているのなら「事情」は変わってきてもいいではないでしょうか?


特に石破発言は「票目当て」のものが多く、経済政策が伝わってきません。

早い時期に「第三の候補」が登場する必要があるのかもしれません。

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「防災の日」こそウォーキング [無駄の効用かやっぱり無駄か]

今日9月1日は「防災の日」です。

こんな日こそ「自宅」とか「職場」の周辺を歩いてみませんか?

特に準備することもなく、お天気にこだわることもなく「避難所」方向に歩いてみましょう。

きっといろいろなことがわかってきます。

●「ここまでなら歩ける」こと
●「こういう場所があった」ということ
等々いろいろな発見があります。


「運動靴」ではなく「ハイヒール」や「革靴」や「サンダル」で歩くのもOKです。
「傘をさして歩く」のもいいでしょう。


なぜかというと、大きな災害の時は、

●車が使えない
●逃げ出す準備をする暇がない
からです。


なぜ「車」がダメかと言うと、

●大きな災害の時は道路が寸断されてしまう可能性がある
●救急車などの緊急車両を優先すべき
●渋滞に巻き込まれる恐れがある
●災害に巻き込まれやすい
●邪魔になる(置き場がない)
●ガソリンを温存したい

等々思いつくだけでもこれくらいの課題があります。


さてさて「どのくらいの距離」を歩けましたか?

スマホや携帯電話の万歩計を確認してみてください。
あとで車で同じルートを回ってみて確かめることもできます。




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