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「関西国際空港」の油断なのかも [どう受け止めたらいいのか]

「いつかはこんなことが起きるかもしれない」

「関西国際空港」の事情をよく知る人はおそらく考えていらっしゃったはずです。
特に「東日本大震災」以降は。。。。


今回の台風21号で「関西国際空港」は「滑走路の水没」及び「連絡橋の使用不能」が続いています。

なにせ「地盤の弱い埋め立て海上空港」である「関西国際空港」です。



テレビのニュース番組では、「地盤沈下の影響により護岸が高潮・津波に対する必要高を下回ることのないよう、計画的に護岸の嵩上・補強工事を実施している」という解説も報じていましたが、やはり間に合わなかったようです。

●関西空港(2期)護岸嵩上工事 (奥村組土木興行株式会社)
https://www.okumuradbk.co.jp/works/river/946/

●関西国際空港における 護岸の嵩上・補強工事について (関西エアポート株式会社)
https://www.kkr.mlit.go.jp/plan/happyou/thesises/2018/pdf04/ino1-14.pdf

などのサイトもあります。
十分に読みこなせていないのですが、工事は2期島中心に行われており、今回の台風で水没が続いている1期島の方はどうだったのかはよくわかりません。


そして、タンカーが連絡橋に衝突した件については「なぜ?」としか思えません。
テレビの解説では「積み荷のジェット燃料を下した後で船体が軽かった」「高潮でイカリごと持ち上げられ走錨した」などと技術的な説明はありましたが、なぜ「猛烈な台風が来るときに空港の風上に停泊していたのか?」という素朴な疑問が残ります

今回の台風21号は当初から「猛烈な台風」と言われていました。多くの鉄道や高速バスは早くから運休を決めていたはずです。
関西国際空港側のタンカーオペレーションはどうなっていたのでしょうか?

※東京のわが家でも南西の強い風が長時間吹き荒れていましたから台風が通過した現地での強風の力はものすごいものがあったに違いありません。



今回、結果として「神戸空港」の存在感が際立ちました。
建設時には「無駄」と私も思っていました。
今回は「リスク分散」という結果になったようです。

茨城空港」「静岡空港」の建設時にも同様に「無駄かも」と思っていましたが、水面下では「成田」や「羽田」のリスク分散という思惑が隠れていたのでしょうか。。。。


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