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「税金をたくさん払うこと」と「税率が上がること」は違う [どう受け止めたらいいのか]

税金をたくさん払うのを嫌がる人は多いようですが、それは本当でしょうか?

税金は、

A.所得(利潤)が増えることにより納税額が増えるもの
・・・所得税、法人税、地方税など

B.資産価値が増えることにより納税額が増えるもの
・・・固定資産税、相続税、贈与税など

C.たくさん買うことによって納税額が増えるもの
・・・消費税、酒税、揮発油税、たばこ税など

などに大別することもできます。
こういうアプローチをすると、どちらかと言うと「所得が増える」「お金持ちになる」と言った経済効果が忍び込んでいます。

「税金を払う(納める)」という側面はなんとなく不愉快に感じられる方も多いのでしょうが、その裏側というか源泉は経済的な豊かさの賜物です。


今回の自民党総裁選挙の候補者のお二人は、こういう視点を丁寧にあるいは具体的にお話しされるのではなく、「税率を上げる」という話は当然になっています。


これでは、あの「お代官さまぁ~」状態です。

お金がないから「税率を上げる」、「飢饉だから年貢の取り立てを厳しくする」ということと同じです。

そして、お金持ちには「ふるさと納税」などと言う特典まで用意してです。

これでは,庶民から「一揆」が起きても不思議ではありません
「ふざけるな!」「朕はたらふく食っている」と大きなしゃもじに書いてデモ行進してもいいレベルのはずです。


税率を引き上げ」たり「納税の対象範囲を広げ」たりしなくても「税収が増える」というのが政治家の使命ではないでしょうか!

こういう話にあまりにも無関心になっている国民、マスコミ、何よりも政治家がいるということを忘れてはいけないような気がします。

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