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元乃隅稲成神社(山口県長門市)~ご先祖様が残してくれた観光地~ [旅紀行・県民性の謎]

学生時代、京都、奈良で「周遊観光バス」に乗ったことがあります。
その時は、早朝から夕方まで「一番長くしかもたくさん市内観光」に連れて行ってくれるであろうコースを選びました。

好奇心旺盛な時期でしたから「なんでも見てやろう」式な観光でしたが、京都でも奈良でもある種の感情が湧き上がってきてしまいました。
つまり、「同じような光景ばかりで飽きた」ということです。
観光地というのは、

●「歴史的な事象」に大きく影響されるもの
●「地理的・地学的な事象」に大きく影響されるもの
●芸能とか芸術とか祭りとかあるいはその土地でしか味わえない「民俗的な事象
●地域おこしとかふるさと創生とか地方創生などの流れの中で「行政が作った的な事象
に基づき、そこへ「評判」とか「お薦め」のようなものが加わっているところが多いような気がします。

食べ物」というのも着眼点としてはあるのでしょうが、「空腹」な時に楽しく食べれば「多くものもは何だっておいしい」ということもありますので「おまけ」的に考えておきましょう。

地元の人が「それほどでも」と思うようなことでもよそ者には「さすが」とか「すごい」ということが起き、行政が主導している観光地の中には「地元のすごい」に比べて「よそ者にはどうでもいい」ようなことも間々あります



さて、最近話題の「元乃隅稲成神社」(もとのすみいなりじんじゃ 山口県長門市)を訪ねてきました。
https://nanavi.jp/sightseeing/motonosumiinarijinja/
一度行ってみたいと。。。。。
  IMG_4631②.jpg
流石に人気・有名どころです。
早朝から観光バスがたくさん来ています。


今年の春にできたとかいう駐車場にも県外ナンバーの車がたくさん止まっています。
前夜に場所を下見した時には一台も止まっていませんでした。
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駐車場で案内をしているおじさん(おじいさん)に話を聞くと、少ない日で3~400台、多い日で3000台くらいの車がやって来るそうです。

「一儲けできますね」
と聞くと「駐車場の料金の機械のリース代が年間800万円もするのですよ。」と。。。。
「でも、その分を稼いで余りあるのでしょうからすごいですよ」
そんな会話を楽しみました。
「協議会を作ってやっているんだよ」
と、お金は集落に落ちるようになっているようです。
「株式会社にして、若い人が正社員で働けるようになさったらいかがですか?」と返しておきましたが。。。

集落内の細い道路を一方通行的に案内板を建て、車の流れをスムーズにする工夫もなされています。「さすが」です。


この「元乃隅稲成神社」は「連なる赤い鳥居」で有名になった場所です。
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別の観光地で地元の人に聞いた限りでは「数年前までは人も来なかった所なのに。。。」とも。


案内看板をよく読むと、昭和30年に突然できた「稲成神社」のようです。
  IMG_4578②.jpg
しかし、この「連なる鳥居」や「海の景色」には圧倒されてしまいます。
どなたの発案でこの鳥居群ができたのかと。。。。思いを巡らすこともできます。
  IMG_4602②.jpg
ひょっとしたら「はりまや橋」「札幌時計台」「守礼門」を彷彿させかねない印象もありますが、この青空と青い海が感動を重ねてくれます。
  IMG_4611②.jpg

時間帯のせいかいわゆる「インバウンド」観光客を見かけませんでした。
「おそるべし。。。」です。
  IMG_4620②.jpg

夕日の時間」まで滞在できなかったのが残念です。


※写真をクリックしていただくと拡大表示できます。


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