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「派手」な経営、「地味」な経営 [仕事についてのエトセトラ]

知人が「破産」したと知らせがありました。

やはり。。。。

というのが私の率直な感想です。


その事業所を訪ねたことはありませんが、伝え聞いていた限りでは「派手」「きっと儲かっていないだろう」と感じていました。

プライベートでも「なぜそこまで派手にするの?」ということもありました。

明らかに「身の丈」を越えた感じです。

※実は、かつて彼の奥さんと話したことがありました。
「あなたはどうしてご主人のお仕事を手伝わないのですか?」と聞いたところ、「だって失敗のリスクがあり、リスク分散をしておかないといけない」と答えてくれました。
その彼女も破産を待つことなく早々と離婚していました。



この手の話は「素人にはすばらしいこと」のように映っていたはずです。
商売を大きくしている」と。
「破産」が判明してからもその意味がわかる人も少ないようです。

ある知人からは、彼から「税金を払わなければいけないので◎◎万円貸してほしい」と電話があったとのこと。
おそらく「裏金融筋」の督促に対応するもののようです。
「破産」した後まで請求が来ることは表の世界ではないはずです。


「絶対に貸してはいけない」と友人・知人に伝えておいてほしいと頼んだところ、知人から連絡がありました。

ある知人の奥さんにも念を押したら「うちのお父さんは断れないタイプ」

だと心配しているとのこと。



私のようにキツイ(厳しい)考え方のものにはそういう手の「頼みごと」電話はかかってきませんが、当時ちやほやしていた人たちの中にはスキをつかれている人もいるようです



私が師と仰いでいた経営者(故人)はいつもおっしゃっていました。

そんな晴れがましいことは

と。

彼は、一代で年商100億円の企業を作った人です。
あえて上場はせず、地味ながらも国際的にも存在感のある企業です。
周囲からは「キツイ」「厳しい」と言われた人でしたが、私にはいろいろな話をしてくださいました。
経営論、人生論、ゴルフ論等々。
後継者にも恵まれ、今でも地域を代表する超優良企業です。


日本は石油が出るわけでもなく「アラブの王様」のような生き方は無理です。
どんなにマスコミがちやほやしたとして「身の丈」にあった「経営ぶり」「経営ピッチ」が求められているはずです。


地方行政然り、学校経営然り、もちろん企業経営然り、家庭経営然りです。

「派手」にふるまうのもご自由ですが、「経営」は地味、地道こそ基本なのです。




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