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「議論」していますか? [どう受け止めたらいいのか]

若いご夫婦と長話をしました。

とある地方で移住なさったご夫婦です。
「なぜそこに移住したのか?」という話は野暮なので聞かなかったのですが、移住して思うことを聞いてみました。


ご主人がおっしゃるには、

●とにかくこの地域の人は議論されない

●だから「えっ、こんなこと」がというようなことが簡単に決まって進められてしまう

マスコミによく取り上げられる移住者の人に言いたいのは「自分のカネでやれ」ということです。
※ややもすると「補助金」まみれで成功した移住者のような発言をする方がいる。

●移住仲間の中には「食べていけない」ので移って行く人も多い。

●自分たちは何とかやって行こうと思っているが、「終の棲家」とする自信はない

等々。

奥様も近所付き合いの難しさ等を話していらっしゃいました。


移住の決断をなさった方ですから、いろいろお考えになりながら暮らしていらっしゃるはずです。

特に行政ぶりのアバウトさ(たとえば、優先順位やプロセスのわからない行政執行)の違和感が身近に感じられるのが不愉快・これでいいのかと思ってしまう様子です。

私がこのブログで書き留めているようなことを裏付けるかのようなお話が目立ちました。


短い様で長い人生」です。
もっと議論して自問自答して納得したいじゃないですか。。。


外国人受け入れ法案(出入国管理法(入管法)改正案)」の国会審議を伝え聞いていてつくづく思うのは、国家の一大事であるのならもう少し身近でわかりやすい議論をしたらいかがでしょうか

マスコミも「したり顔」の取り上げ方をするのではなく、もっと国民生活への影響や効果がわかりやすくなる切り口を提言するような番組を作っていただきたいものです。


かつて「加計問題」というのがありました。
「不正」という切り口に光が当たりすぎてしまいましたが、「獣医師不足」という出発点はもう置き去りになってしまっています。

「本当に獣医師は不足していたのか?」
「もし獣医師不足なら『加計学園』を作っただけで終わりなのか?」
「なぜ『愛媛県』だったのか?」

確認・検証しなければいけないことがたくさんあるような気がします。


このご夫婦のいいのは「退路を断って移住した」わけではないようです。

「会議は踊る」などと揶揄しながら会議を嫌がる風潮もあるかもしれませんが、いい企業というのはトコトン議論して納得しながら前に進むことが多いようです。


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