SSブログ

「外国人労働者」の方が「日本人労働者」より良く働くのでは? [どう受け止めたらいいのか]

ここ数年の東京は住宅ブームです。
少なくとも私の自宅のあたりでは、ここ30年では最高の住宅新築数のはずです。

わが家の面する通りを挟んだ家並み9軒を見ると、
●7軒はここ1~2年の新築住宅
●1軒は一昨日から解体中(新築のため)
●1軒は売却(おそらく取壊し新築)予定
の状況です。

※「新築済の7軒」も「今取壊し新築のお宅」もすべて木造建築です。
「日本の林業を何とかしなくては」とおっしゃる方は多いのですが、山林所有者の皆さんが見学に来られたという話は皆無です。


私も暇なものですから、こういう家々が取り壊され、新しく家が建つたび(工事のたび)に現場作業の皆さんの(お邪魔をしながら)お話を聞いています。


私が見聞きした話を総合すると、
●「人手不足」と言いながら「日本人労働者」の定着率が低い(すぐやめる)
●「賃金が安いからね」が合言葉
●「大工仕事」は「組立仕事」に移行している
力仕事には外国人労働者の方も目立つ
という状況です。


一昨日から始まった古家の解体工事にはイスラム系の国の皆さんが従事なさっています。
工事業者の表示を見ると、イスラム系の方が代表取締役企業が下請けのようです。
しかし、テキパキ感や活気は十分伝わってきます
日本人労働者の方よりも意欲的な取組みぶりが目立っています。
「道路の舗装工事」の際にみた外国人労働者の方の動きぶりともずいぶん違います。


私が言う立場にはないかもしれませんが、
「外国人労働者」云々という前に「日本人が働かなくなった」のではないのか?
と少し心配になってきます。


「人手不足」と言う前に、「なぜこんな風に見えるようになってしまったのか?」をもう少し考えていかなければたいへんな事になってしまうと言う気がします。


例えば、
こんなに大学が必要なのか?」
サービス業偏重でいいのか?」
補助金頼みの地方創生ばかりでいいのか?」
お役人が動きの中心にいる産業政策でいいのか?」
経営という視点は必要ないのか?」
等々いろいろ思い遣ってしまいます。


世の中では「最近の若者は。。。」と言うのが常ですが、どちらかと言えば、政治家・行政の長そして団塊の世代をはじめとした大人の人たちにこそ課題がたくさんあるのではないでしょうか!


nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事